0001王路2017/12/01(金) 18:40:31.82ID:FU0p+BYp
2chのスレ主になるのは
多分、初めてになるだろう
俺は語り部として必然的にここに書かされているのかもしれない
そして、これは恐らく、俺が産まれてきたアイデンティティーだけでなく
全に繋がるものでもあり
おまえらの為でもあるのかもしれない
最後の鍵のようなものを探してきたけど
どうしても、この5chに辿り着いてしまった
俺がおまえらにしたいのは相談ではなく
進行過程を皆と共有したく
最終的にはおまえらの力が必要になるかもしれない
俺は統合失調症という病気になり10年経つ
自分なりのやり方で治そうと努力してきた
治らない病気はない
そして、叶わない事はない
人は必ず幸せになれるという事を
俺なりのペースでゆっくり書いていくから
話に付き合ってほしい
0026王路2017/12/01(金) 18:49:05.58ID:FU0p+BYp
自殺願望がより
具体的になってきた俺は
自分のリミットのようなものを設け始めた
地球が滅亡すると言われていた1999年の誕生日に
自殺をしよう
そう決意しはじめた
待ち受けてる死がある事で
辛く苦しい日々を耐え忍ぶことができた
秋葉原の町は二次元に繋がる何かがあり
俺に至福感を与え続けてくれていたが
その裏にある哀しみは凄まじいものだった
某ギャルゲーイベントに参加した
ラストに声優さんの女性と握手会があったのだが
俺はここで凄まじい恐怖を感じたのを今でも覚えている
俺は現実の女がとても怖かった
それが好きなゲームの声優さんでも同じだった
女の人の手を握るなんて経験は今までなかった
俺はあまりの緊張にテンパりまくった
よっぽど凄かったんだろう
声優さんはそんな俺に驚き、口に手を当てて
笑われてしまった・・・
この件でまた俺は現実の女が更に嫌いになりかけてしまった・・・
0027王路2017/12/01(金) 18:49:28.36ID:FU0p+BYp
年末にアニメ紅白歌合戦のイベントがあった
チケット争奪に打ち勝った俺は
電話受付の人が「ラッキーですよ」というほどの前列の良い席をゲットした
日本武道館へ向かった
俺は幸せだった
死へのリミットがあるからこそ
もうすぐこことおさらばできるからこそ、幸せだった
当時メジャーだったエヴァンゲリオン、サクラ大戦
目の前でゲキテイをうたわれた日にゃ
鳥肌立ちまくり、感極まりまくりの
俺は今でもその感動を忘れない
(ときメモのイベントには叶わないが・・・)
おたっきー佐々木さんも参加していて
サインまで貰ってしまった
この手の世界のカリスマだったこの人は
大勢に囲まれ、サインを求められていたが
一人ひとりに丁寧にしてくれていた
そして、オタクにはみえないカッコいい人だったな
※ただ、もうそのサインは捨ててしまいました
ごめんなさい;;
0028王路2017/12/01(金) 18:49:49.01ID:FU0p+BYp
1999年
死へのリミットが近づいてきた俺に
久々にカズから電話がかかってきた
DQの攻略に行き詰ったようで
それを聞くためにかけてきやがった
俺はカズへ今の自分が死を望んでいる事を打ち明けたが
カズはただ、黙っていた
現実は相変わらず酷だった
太陽は嫌いになり
俺は雨を好む男になっていた
配達の仕事中も
ただ、世界から感じてしまうそれは
俺にただ、本当の死を望ませてしまっていた
休日は引きこもり
太陽の光線を防ぐ為にカーテンを閉め
アニメとゲームに逃避し
近づく、死へのリミットを待ちわびた
0029王路2017/12/01(金) 18:50:08.39ID:FU0p+BYp
職場に同年代の男が大勢、入ってきたが
バイトである俺にはコンプレックスでしかない対象だった
気付けば、俺を笑い、蔑むようになっていた(全員が全員じゃないが)
同年代の女性も挨拶は交わしていたが
俺は恐怖でしかなかった
俺なんかに挨拶してくれる優しさが怖かった
いつかまた、裏切られる
彼らのように、かつての女達のように、蔑むんだ・・・
俺はただ、ひたすらに心を閉ざした
勿論、優しい人たちもいた
パートのおばさん達は特に優しかった
「K君(俺の苗字)、本当はカッコいいのにね・・・」
と意味深な事を言ってくる人もいた
俺は自分を鏡で見るのも嫌だった
そこに映る悲しい目は
虚ろであり、言葉で言い表しようがない
寂しさが・・・
1999年7月
とうとう死への日が訪れた
0030王路2017/12/01(金) 18:50:25.63ID:FU0p+BYp
俺は自殺した叔父と同じく自分の部屋で
首つりで決行する事を決め
部屋にそれを用意した
そして叔父と同じように酒を呑みまくった
最後になるかもしれない自分の顔を鏡で見た
そして、俺はおじぎをした
当時の飼い猫がそんな俺をじっと見て鳴いていた
大好きだったときメモのキャラのカードを傍に置き
PCのフロッピーに家族に向けた遺書を残し
カズの留守電に自分がこれから死ぬ事を泣きながら残した
(死んだら、俺は彼女(ときメモのお気に入りの相手)に出会えるかな
待っててくれるのかな)
俺は縄を首にかけはじめた
0031王路2017/12/01(金) 18:50:47.29ID:FU0p+BYp
死の先にある暗闇が恐怖を襲った
死んでしまった後、どうなるんだろう・・・
何が待っているんだ
今更ながらとてつもない恐怖が俺を襲い始めた
怖い
俺は死ぬのがとても怖い
無理だ
俺には死ねない
その恐怖心に俺は打ち勝てず
断念をしてしまった
惨めだった
どうしようもないくらいに
何の先も見えなくなってしまった
ただ、少し現実が変わっていた
人の優しさに敏感になり始めたというか
嫌な奴ばかりだけど
中には優しい人達もいる
僅かだけど俺はまた少しずつ心を開き始めていた
そして、ときメモ2の発売に希望を委ね始め
再び、この道を歩く事にした
俺は自分でも嫌になるくらい
このときメモ2にもはまってしまった
主人公の女の子には前作ほどではないが
同じくらいの愛情を注いだ
何よりそれが俺をまた支え始めてくれた
0032王路2017/12/01(金) 18:51:08.34ID:FU0p+BYp
東京ゲームショーに
ときメモ2のゲーム関連のテレカやリトグラフをゲットする為
仕事後、千葉へ向かい
冬場の凍てつく寒さの中、前日の夜から並んだ
もう既に大勢並んでいた
本当にいろんな人がいた
見た目もろオタクな人、普通の人、イケメン
サラリーマン、ちょっと怖い系の若者
俺はどのジャンルにも属していなかっただろう・・・
朝になるころには滴り落ちる鼻水で口の上がカピカピになっていた
運良く俺は目標としていたアイテムを見事にゲットした
帰りの電車中、俺と同じく徹夜組が立ったままいびきを上げて寝ていたのを
今でもよく覚えている
ただ、毎回いえる事だが
家に帰り、その獲得したアイテム等を見ると
どうしようもない虚しさがそこにはあった・・・
当時の俺の部屋は
壁と天井に隙間がないほど
ポスターを張っており、大きなラックには
同人誌と漫画とゲーム
窓ガラス付きのケースには
汚したくないフィギアとテレカ、リトグラフ
当時の俺の全てが部屋に表現されていた
"後に現れる電車男"なんて
俺からみたら甘いと思わせるほどの痛い部屋だった
0033王路2017/12/01(金) 18:51:24.98ID:FU0p+BYp
放映していた
アニメの包囲網も広く
マイナーだった衛星のアニメもくまなくチェックしていた
OVA、見逃してきた大作(ウテナ等)も勿論、レンタルして
空白だった期間を補完した
この世界で決して遅れをとりたくない
その気持ちはオタクだけでないマニアにも通じるほどの
探求心を産みだしていた
オタク道を突き進む当時の俺には何一つ恥じらいがなかった
それどころか、皆にオタクな自分を知ってほしかった
現実お断りでいる自分に誇らしげさえ持っていた
0034王路2017/12/01(金) 18:51:41.88ID:FU0p+BYp
この頃の俺のアトピーも酷かったが
生きがいのようなものを見つけていた俺は
その苦から逃れられていた
苦しいのは確かだけど
意識を反らす事はできていた
鬱症状もしかり
勿論、脱ステも続けていた
アニメやゲーム関連のHPを作るべくタグも覚え
アニメのOPやEDの動画をキャプチャーして
動画作成したりと
それなりに充実はしていた
郵便配達の仕事も3年になり
それなりに自給は上がり
何度も職員としての試験を受ける事を進められたが
自分には自信もないうえに、それらに時間を割きたくなかった
俺の事を見下し、笑ってきた人も
昇進し、あまりそれらを行わなくなってきた
自信に満ち溢れた彼らのその背中に俺は憧れさえ抱いていたが
なんか嫌だったのも事実である
心の叫びのようなものを
したかった
さらけだす何かをしたかった
俺はアニメソングを歌いたくて仕方なかった
0035王路2017/12/01(金) 18:52:02.45ID:FU0p+BYp
カラオケに行きたくとも
友達がいない
行く相手がいない
当時はまだ、一人カラオケなんてする人は少なかった
きっと、変な目で見られるに決まっている
それでも俺は歌いたかった
カラオケボックスに向かうと
若い女性が受付だった
受付「何名様ですか?」
俺「一人です・・・」
(この間が嫌だったなあ
じろっと冷たい目で見られたし)
俺は叫びの如く一人でアニメソングを歌った
そして、驚いた
歌が昔より遥かにうまくなっている
俺は羞恥心を捨てる為にお酒をガンガン飲み
自分の歌にも酔いしれた
お酒を注文した後には必ずトイレに行った
店員さんとの接触を避ける為だ
色々歌い続けたが
ドラゴンボールZのCHA-LA HEAD-CHA-LAが一番俺の声質にあっており
俺はこれをとことん歌い続けた
※この18年後の現在、俺は自分でも驚愕するほど、影山ヒロノブさんの声質に近づいた
これらの生きがいも加わり
俺の中に何かの兆しが産まれ始めた
そう、この辺くらいからか
世界が何かを導きはじめたのは
0036王路2017/12/01(金) 18:52:21.01ID:FU0p+BYp
<2000/12>
24歳
-求人誌に地元でも有名な大手企業の派遣の仕事の募集が出ていた-
駄目元だが俺は面接を受けた・・・が見事に合格
俺は4年勤めた郵便局を辞める事になり
挨拶周りにいったが
まあ皆、最後くらいは優しかったが
「あっそ」と冷たくあしらう人もいた
元教師の職員さんは
そう、俺に何より欠けていたコミュ力
協調性の大事さを言葉で投げかけてくれた
ただ、その時の俺はそれで精一杯だった・・・
良い人達は本当に最後まで良い人たちだった
俺に優しい言葉を最後までかけてくれた
0037王路2017/12/01(金) 18:52:39.06ID:FU0p+BYp
少しだけ前向きさが産まれた俺は
身内に車を借り、4年ぶりに車を運転した
心を閉ざし、親戚の集まりにも行かなかった俺は
久々に母型の祖父の家に行ったが
祖父に何故か門前払いされた
俺だとわからないようで
何度説明しても無駄だった・・・
顔を出さないでいた俺が悪いのだが
これには本当に参った
地元にのど自慢大会が行われるらしく
CHA-LA HEAD-CHA-LAでも歌ってやろうと冗談で思い応募したら
見事に当選した
スーツを着て、予選会場へ向かったが
いざ会場を見ると怖気づいた
予選なのにバックバンド付き
おまけに大勢の見学者もいた
喫茶店でお酒を呑みまくり
俺の番になり歌ったのだが
バックバンド付きで
大勢の人の前で歌うのは本当に気持ちがよかった
その後、皆が目を見張るほどの歌唱力をもつ男がいたが
中学生時代の俺の同級生だった
そして、そいつは見事に予選通過(勿論、俺は落ちた)し、優勝した
年明け、新しい職場でスタートとなった
某機器の研究所で
機器の簡単な組み立て、検証をする業務だった
今までの肉体労働と違って半分はオフィスワーク的な業務
会社も綺麗だし、PCは使えるし、一人一人にPHSまで持たされる
ドアもセキュリティーID式のものだった
0038王路2017/12/01(金) 18:52:58.52ID:FU0p+BYp
俺に務まるか不安だったが
上司や周りの人に恵まれ
俺は仕事になれ
仕事をするのが楽しくなり
俺に自信が生まれ始めた
そんな頃、姉貴が結婚をした
相手は俺の顔とちょっと似ている人だったが
頭脳明晰、スポーツ万能、友達も大勢いるとてもアクティブな人だった
仕事は順調、小さい仕事だが自分が取り仕切る業務も任されるようになり
俺は仕事に対してかつてない
やりがいを感じはじめていた
残業、休日出勤など苦にならず全てを忘れて仕事に没頭していた
残業王も数か月キープするほどに
そんな時だ
俺の事をずっと見ている女性が現れた
気のせいかと思っていたが
やっぱりこちらを見ている
目があっても目をそらさない程に・・・
俺はその女が気になるようになった
俺よりかなり年上の女の人
包み込んでくれるような優しさを感じる
不思議な魅力のある女の人だった
そう、この人こそが
俺を大海原へ誘う最初の人(女性)だったのだ
0039王路2017/12/01(金) 18:53:18.94ID:FU0p+BYp
2001年/24才
仕事場に一人の男が加わった
ちょっとダークな雰囲気を漂わす男(以降 D)だった
彼には彼女がいた
D「K君(俺)って彼女とかいないの?俺今の彼女、ナンパして作ったんだよね」
俺「いないよ」(できたこともないし、望んでもいないよ)
D「俺もそうだけど、K君もどっちかっていうとダークだよな」
爽やかに順調に生きてきた人っているじゃん
それに反して健康的でないというか・・・」
仕事が暇になりだした俺は孤独と向き合うようになっていた
何より自分を支え続けてきてくれた
アキバ系の趣味からは不思議と心が離れていた
アトピーも酷く、仕事後、休日共にやる事がない
部屋に居る時も孤独との葛藤
俺は相変わらず俺が大嫌いだった
0040王路2017/12/01(金) 18:53:36.96ID:FU0p+BYp
仕事の方はかなり難関な仕事を任され
精神的にも追いこみがかけられていた
Dは仕事ができ
仕事ではとっくに抜かれてしまっていた
ならではの掌返しも起き始め
俺を時に蔑み
口も聞いてくれなくなっていた
仕事のこと、そして何一つ解決できないトラウマ
俺にはありえない幸せとか考えているうちに絶望した
もう、乗り越えられそうもない何かがあった
-そして俺はまた死を望んだ-
俺はある方法を用い
自殺を目論み
戻ってこれない覚悟の元
そして
それをとうとう
決行してしまった
0041王路2017/12/01(金) 18:53:54.53ID:FU0p+BYp
--------薄れゆく意識の中で@--------
薄れゆく意識の中で俺が見たものは
恐らくあの世と呼ばれる場所だった
恐怖でしかないその場所は
どこかで懐かしさも感じる
無限であり、すべてを感じる場所だった
三途の川とかは無かった
ただ、苦しい
すべてがむき出しになるその場所は
無限の可能性と次の可能性も秘めていた
俺は恐怖になり
そこから逃げようと思い
救急車を呼ぼうと思ったが
体も動かず、数字そのものも
無くなり始めていた
「俺はなんで俺に生まれてきたんだ
昔から容姿や様々な事で蔑まされてきた
なんでこんなに辛い事ばかりなんだ
俺は周りの人のように幸せにはなれないのか?」
0042王路2017/12/01(金) 18:54:15.38ID:FU0p+BYp
--------薄れゆく意識の中でA--------
時間さえ
もう止まり始めていた
-俺は色んな事を考えた-
親父、お袋、そして会社の同僚、会社の気になる女
もう二度と会えなくなるのかそして感じる事も・・・
嫌いだった人というものが
とても愛しい
そして両親、命というものが
尊く、とても大切なものだという事を・・・
-俺は俺に戻る事を必死で願った-
だが、時間は止まっていた
完全に消えかかる意識を抑え
俺は信じる事にした
必ず俺にまた戻れると
必死で願った
0043王路2017/12/01(金) 18:54:31.96ID:FU0p+BYp
--------薄れゆく意識の中でB--------
目が覚めると
俺はここに戻ってきていた
止まっていた時間も流れ始め
俺は俺に戻れていた
駄目な俺のままでも良い
俺に戻れて本当に良かったと・・・
皆にまた逢える事がどれだけありがたい事かと・・・
この出来事を通じ
俺の中の何かが変わり始めていた
0044王路2017/12/01(金) 18:54:50.39ID:FU0p+BYp
※この頃の俺を通じて
皆に言いたいのは
俺はたまたま戻ってくることができたけど
自殺したら
必ず、後悔するという事
今も尚、命を落とそう、落としてる人達がいるけど
絶対に後悔する筈なんだ
今、同じように悩んで自殺を考えてる人に
見てもらいたいんだ
そして人は必ず幸せになれる
それを信じてほしいんだ
0045王路2017/12/01(金) 18:55:07.32ID:FU0p+BYp
翌日、いつもと変わらず仕事へ行った
山だった仕事は上の方でトラブルが続発し
自分へサポートしてくれる人が現れ
俺はなんとか乗り切ることができた
このサポートしてくれた人は
俺にとって今でもかけがえのない存在の一人である
※どうしようもないくらいの酔っ払いの叔父さんだったが
熟練したその仕事への技術、人間性
本当に素晴らしい方で、
自分の事を気にかけ
派遣社員に過ぎない自分の事を最後まで
面倒を見続けてくれ
何度も一緒に呑みにも行った
0046王路2017/12/01(金) 18:55:29.78ID:FU0p+BYp
同年代で馴れ合ってる連中(派遣社員)がいた
ひた向きに仕事に没頭していた俺は
同年代へ対してのコンプレックス
掌を返されたDの事もあり
馴れ合い、そしてじゃれあってさえもいる彼等を嫌悪し避けていた
その中のイケメンの一人が俺のチームの仕事に入ってきた
大卒の彼は俺と同い年
いけすかない余裕ぶった態度に俺はむかついていた俺は
あつかましく仕事を横取りする勢いで進めていたが
彼は冷静で大人だった
俺はそんな自分を恥じた・・・
そして次第に俺は彼に心を開き
打ち解け話すようになっていた
俺「生って何だろう・・・」
イケメンの一人「ああ、自分も昔からずっと考えているよ」
※後にわかる話だが
彼は信仰を持ち、精神世界に長けている
スピリチュアル系の男だった
0047王路2017/12/01(金) 18:55:50.82ID:FU0p+BYp
-同年代で馴れ合ってる連中の中心人物がいた-
たれ目の男
俺よりいくつか年上のその男は
しかめっ面の俺と正反対
にこやかでいつも周りを和ませていた
たれ目の男「俺達、若い者同士で飲み会良くやってるんだけど、一緒にどうだ?」
俺は思いきって参加する事にした
みんな酒好きで大いに盛り上がってしまった・・・
俺は打ち明けた
俺「生きるのが辛いんだ・・・」
たれ目の男「バカヤロウ、
みんな苦しんで必死で生きてるんだ
一人だけ
悲劇の主人公気取ってるんじゃねえ!!
いいか、俺は親が病気で死んでんだ・・・」
心をさらけだす事で
少しだけ心が晴れ始めた瞬間でもあった
0048王路2017/12/01(金) 18:56:10.66ID:FU0p+BYp
-東京に就職した兄貴が結婚した-
兄貴は大学卒業後、東京でSEをやっており
その東京で披露宴を行った
俺にはありえない次元の世界
ただ祝福してあげるだけの自分がいた
兄貴は昔の尖った面が消え
性格が丸くなり始めていた
-会社の気になる女がさらに気になってきた-
俺は久々に髪を茶髪にし、パーマ(当時流行っていたツイスト)かけた
気のせいか会社の気になる女も
最近派手になってきて
雰囲気が明るくなってきた、果たして偶然か?
-課に新人が一人入ってきた-
元バンドマンで俺と同い年だった
0049王路2017/12/01(金) 18:56:30.39ID:FU0p+BYp
その彼の入っていたバンドのホームページを見た俺は驚愕した
バンドのボーカルは名前と供に、顔も見覚えのある男だった
小、中学時代、あの頃の俺程ではないが暗く
目立たない2つ上の先輩だった
10年もの歳月がここまで人を変えさせるのか・・・
その事をたれ目の男に告げると
「気付いたからだろお前だけだよ
いつまでも過去に縛られているのは!!」
(一体、何に気付いたんだ?)
元バンドマンを筆頭に新人(同じ派遣会社)が続々と入ってきた
皆、お洒落でカッコいい連中ばかり
趣味も経歴も豊富
バンド、サーフィン、スノボ、元ホスト、バーテンダー
陰気でオタクの俺とは正反対・・・
彼等にはなんだか混じれない俺がいた
そして、その頃の俺はあの自殺未遂した時のフラッシュバックに
苦しまされていた
仕事中に急に自分の心が消えかかり
突如不安に襲われる事さえ多く
ノイローゼ状態で不眠症
おまけにパニック症まで起こり始め
かなり気を張っていなければいけない日々が続いた
0050王路2017/12/01(金) 18:56:50.56ID:FU0p+BYp
俺は精神的にかなり追いこまれた
お袋にノイローゼだと打ち明けると
親「弱くなってほしくない だから会社は行きなさい」
(えげつない・・・が 仕方ないこれは俺がまいた種だ)
-ノイローゼがひどくなり親も焦りだした-
お袋「あんまりひどいなら病院行く?」
俺「きっとさ俺は高校ドロップアウトして
人間関係とか遅れてる部分あるんだ
実際、高校の時
周りについてけなくて逃げ出したってとこもあったし
だからここで逃げるわけにはいけないんだ・・・」
かなりスピリチュアルチックな事を俺は言い出し
お袋、そして何より俺自身が驚いていた
0051王路2017/12/01(金) 18:57:11.68ID:FU0p+BYp
職場の後輩達とも打ち解けられるようになった俺は
飲み会後の合コンに無理してついていったのだが
これが不味かった
相手は年上のOLだったが
ノリが悪く、皆とても不機嫌だった
手慣れた後輩たちはご機嫌を伺いつつ
何とか話を盛り上げていたが
俺には当然無理な話で
合コンの女「あの人、しゃべらないし何だか変だよね」
その言葉がグサリと胸に刺さり
俺はそこから逃げ出してしまった
-入社時から俺の事を面倒みてきてくれた上司が俺の所にきた-
上司「お前ももう2年か
本当に小さい仕事だが副主任業務やってみないか?」
面子はスピリチュアル系の男、たれ目の男と
顔見知りなメンバーで組んでくれた
-その頃の俺はもう会社の気になる女がまじ好きになっていた-
気になる女は俺と同じく髪まで茶髪に変化し
やけに明るくなっていた
果たして偶然か?
0052王路2017/12/01(金) 18:57:28.96ID:FU0p+BYp
スピリチュアル系の男と、たれ目の男3人で呑みに行ったのだが
スピリチュアル系の男も会社の年上の女性(既婚者)に恋をしていた
その相談を交えつつ、呑んでいたのだが
俺も思わずそこで打ち明けてしまった
俺「会社の気になる女が好きなんだ・・・」
たれ目の男「めっちゃ優しい人だからわかるよ
けどあの人
お前より10才くらい年上なんだぜ
お前もまだ若いんだからさ
若い子にしなよ
それに
お前はあの人だと甘えてダメになってしまうような気がする
それ以上、成長しないというか・・・」
※たれ目の男には奥さんがいた
それもかなりの美人さんだった
おまけに性格もとても優しく菩薩様のような人だった
-俺は今回の仕事に燃えた-
(がんばってりゃきっといつか俺のことを見てくれるはずだ!)
※ここから奇跡が起こりまくります
0053王路2017/12/01(金) 18:58:19.86ID:FU0p+BYp
2002年 26歳
そして俺はアキバ系だった頃の
漫画、同人誌、フィギア、ポスター、エロゲーだらけの自分の部屋に
惨めさを感じ
全てを処分した
-後に大流行した電車男と全く同じ事をしていた-
小さい仕事だが、ほぼ完全に自分が取り仕切る仕事
朝会や会議など、人前で話すのはとても緊張したが
周りのフォロー、何よりもメンバーに恵まれ仕事は大成功だった!
※勿論、酔っ払いの叔父さんもチームに入り、フォローしてくれていた
0054王路2017/12/01(金) 18:58:43.24ID:FU0p+BYp
打ち上げ会場は苦手な町で行う事になった
得体の知れない視線のようなものが
非常に強く歩くのさえ困難になってしまう町だ
※稲川淳二の心霊スポットに出てくるほどの町
そこに何とか辿り付き、祝杯を上げたが
すぐに吐いてしまった・・・
たれ目の男「お前 今回の仕事 よくやったな すげえよ!」
俺「仕事はうまくいったんですけど
あのさ俺、鬱とかあるし
引篭りとかどうしても治らないんですよ・・・」
(治さないと彼女なんてできない!!)
たれ目の男「治るよ 言わなかったけどな俺も昔そうだったから
両親が死んだとき立ち直れなくて
ずっと引篭ってた・・・
お前はさ"無限の可能性"秘めてるんだぜ!
お前ならどんな綺麗な子でも付き合える
芸能人とでも付き合える
自分を信じろよ!!」
※彼は酔うとこのような発言を頻繁にし
それを後日問うと、それを忘れとぼけてしまう
特異体質な男だった
0055王路2017/12/01(金) 18:59:06.52ID:FU0p+BYp
ここまでは別板で書いてきた事を
張り付けただけです
これ以降はその板と同時進行で書いていきます
ペースは非常に遅いですが
宜しければ最後までお付き合いください
0056王路2017/12/02(土) 00:08:24.87ID:/tuySoBq
この板に書いたのは
躊躇したけど
俺はこの道のりを歩いてきたんだ
20年にもなる
本当に意味での兆しが見え始めてきたから
あえてここでも書いたんだ
修羅の路になるかもしれないが
可能性があるという事だけは
知っていてほしんだ
0057王路2017/12/02(土) 00:47:06.83ID:/tuySoBq
下を向きながらも
前を少しでも向きながら
何とか生きてきたんだ
だから、信じてほしいんだ
俺は続きをこれから一生懸命書くから
諦めないでほしいんだ
0058王路2017/12/02(土) 00:49:58.70ID:/tuySoBq
他の誰よりも
幸せになれるって事を
知ってほしいんだ
35才
会社員、メンヘラ(統合失調症)
結婚2年目
>>1
お前には人生をあきらめて欲しいんだ!! 俺は5ちゃんねるを、2ちゃんねると呼ばれていた時代からやっていた!!
かれこれ16年はたつだろうか・・・
>>1
お前みたいなヤツは氏ぬほど見てきた!
確実に言えることはお前は絶対成功しない!!
だから・・・せいぜいデイケア通いで人生を終了して欲しいんだ! >>1
童貞のまま人生を終えて欲しい!
ヤるとしてもソープランドくらいにしておいて、
何もかも投げ捨てて欲しいんだ!! 0062王路2017/12/02(土) 01:29:33.69ID:/tuySoBq
まず、自分がそれを体現できるようになってみる事だ
その気持ちから投げ出した
奴よりもっと幸せになれるって事を
俺が証明するから
今ある大切な気持ちを失わないで
>>62
王路
口だけのヤツは何をやってもムダなんだ! 0064王路2017/12/02(土) 01:39:08.59ID:/tuySoBq
お前のいう成功と
俺のいう成功は
方向性そのものが違う
これから語る俺の事をじっくり見る事だ
本当の幸せを掴めてもいないだろうからな
0065王路2017/12/02(土) 01:53:43.16ID:/tuySoBq
お前は治すきっかけも永遠に掴めないだろうな
今の俺を必要としてくれる人がここに一人でもいたら続けるよ
あいつは無理だけどな
何故そうなったのかも理解できないんだよな
0066王路2017/12/02(土) 01:55:36.34ID:/tuySoBq
こういう奴を俺は絶対に助けたくない
奴らが今をおかしくしてるから
それがヒントでありすべてだ
だからさ、諦めないでほしんだよ
0067王路2017/12/02(土) 01:57:53.24ID:/tuySoBq
奥さんいてもさ
おかしな症状でてるからここにきてるんだろ
全部解ってるんだよ
あしたちょっとだけ除くけど
こいつがいたら俺は続けないよ
0068王路2017/12/02(土) 02:05:02.01ID:/tuySoBq
せいぜいガタガタ震え続けて
奥さんに迷惑かけ続けて生きればいい
その先の地獄もまだ知らないだろうから・・・
0071優しい名無しさん2017/12/02(土) 11:59:33.01ID:/tuySoBq
>>70
あのスレから来てるのか
とりあえず、あのスレの展開を見ていて
俺が語ってきた通りになるから
荒らしてるやつが沈静する出来事が
これから確実に起こる
俺はそれまであのスレには戻らないよ 0072優しい名無しさん2017/12/02(土) 12:21:53.20ID:/tuySoBq
君が何をするかわかっている
先手を打たなければならない
ここも一時離席するが
いずれまた戻ってくる
「執着は手放さなければならない」
0073優しい名無しさん2017/12/02(土) 18:46:09.83ID:ubS08QpP
0074優しい名無しさん2017/12/02(土) 23:51:55.39ID:/tuySoBq
もう戻らないから安心しろ
永遠にそこにいなさい
よくわからんけど、失敗する可能性がある時は失敗する、というマーフィーの法則を学んで欲しい