多くのプレイヤーがDLCに期待するのは回収されなかった伏線や後日談など、ストーリーを補完するエピソードでしょう。

今回は初代王の盾と言われる剣聖ギルガメッシュが登場します。
この設定は描写不足だったストーリーの補完をするチャンスだったはずです。

例えば、”初代”という設定は大昔からこの世界を見てきている特殊な存在であることを意味します。
その設定を利用すれば昔のアーデンについて語る機会にもなれたし、古くから存在している指輪の力や魔法障壁など、
本編で語られなかったことにスポットを当てることができたかもしれません。
それが例え後付けだったとしても散々描写不足と言われたストーリーに少し厚みを持たせるまたとないチャンスだったはずです。

しかし、このDLCで語られたのは本当に単なる修行中の話のみ。
このDLCではストーリーの根幹に触れるものは一切なく「初代王の盾 剣聖ギルガメッシュに勝って剣をもらった」ことだけが語られます。

このDLCをプレイして、やはりこのFF15は描写不足ではなく何も考えていないということを確信しました。