新型コロナウイルスに感染しているにもかかわらず、入院や療養先が調整中となっている人が年末年始にかけて急増し、13日時点で、東京都内だけで6500人を超えています。

自宅で療養を続ける男性は、不安を訴えています。

男性が陽性とわかったのは今月8日。当初、保健所からは、療養先のホテルを探すと伝えられました。

しかし、12日に、保健所から感染者が多くホテルが決まらないため、自宅療養に切り替えてもらえないかという連絡があったといいます。

男性は食料を買いだめし、自宅療養を続けていますが、実は、持病がある母親と同居しています。

自宅療養する男性:「母親が糖尿病と高血圧持病があるので、移したくないという思いはあるが、母親も症状が出てきている。
陽性がわかった時点で、すぐに(ホテルに)行けるのであれば行きたかったが、家庭内で母親に移してしまったかもしれない。こうなってからは遅い」

母親にも、熱や倦怠感などの症状が出たため、13日に検査を受け、結果を待っている状態です。

自宅療養する男性:「保健所から『恐らく家庭内で全員陽性なのであれば、基本的には自宅療養』といわれた。母親に持病があるので、病院で診てもらえた方が安心」

東京都は13日、13人が新型コロナに感染して亡くなったと発表しました。
そのうち2人は、自宅療養中で、症状が悪化して亡くなっています。
1人は、入院先が決まっていませんでした。