モノリスが言ってるのは「部分受託」の範囲を超えたような踏み込んだ幅広い仕事をさせてもらったということであって
フィールド全部作ったよ!なんて話はしてないからね
https://www.monolithsoft.co.jp/interview/vol05.html
自社タイトルの開発と任天堂タイトルの開発とでは、開発の仕方に違いはあるのでしょうか。

安藤
そうですね。やはり違いますね。
「ブレス オブ ザ ワイルド」チームの僕たち3人は、自社タイトルの「ゼノブレイドクロス」でも同じ班でやっていたので、双方の比較をしやすいんですけれども、
任天堂タイトル「ブレス オブ ザ ワイルド」の場合ですと、まずプランナーが面白いと思うものを考えてまとめ、ざっくり遊べる物をプランナー主導で「試作」して“実際に遊んでみた感触が良ければ”次の段階に進む、といった感じです。
その際、感触が良い、面白い、という「遊び」だけの視点では足りなくて、ゲーム内のルールである「仕組み」、絵的な「世界観」を入れた“3つの視点”を持つことが大切になります。
そのため、それらを深く知る、プログラマー、デザイナーと“かなり早い段階から”コンセンサスをとって一緒にカタチにしていく、といった辺りが自社タイトルとは違うかなと思います。
作り手側は、それぞれのパートを複数人で分担し別々に制作しますが、遊ぶ側は「1人で通して遊ぶ」ことが多いと思うので、そうした時に違和感のない“これならユーザーに納得してもらえるだろう”という点を、かなり意識しています。

(略)

社内の仕事で一番感じた達成感はなんでしたか?

安藤
僕はやっぱり「ブレス オブ ザ ワイルド」を、面白くつくりきれたことですね。
「部分受託」というと“一部を依頼された通りに作るだけの仕事”と思われそうですが、おそらくみなさんが想像されているより多くの箇所を担当させて頂いていますので、ものすごく大変だった分、達成感も半端じゃないです!