米海軍が駆逐艦からタッチパネルを撤廃、旧来のスロットル操縦に戻す
https://japanese.engadget.com/2019/08/12/navy-drop-touchpanel/

米軍は通常、可能な限り新しい技術を取り入れています。しかしながら今回は、明確な技術的後退を
選択しました。米海軍は今後18?24か月をかけて、駆逐艦の制御パネルに使われていたタッチパネルを
廃止し、従来のヘルムコントロールと物理的なスロットルを導入します。
 中略

新しい技術を拒否するものではありません。ただし、新技術だからそのまま採用するのではなく、それが理に
かなって使いやすいものだとはっきりさせた上で採用するべきだという教訓を示しています。船舶担当の
Program executive officer、Bill Galinis少将は「できるからと言って、そうすべきということではない」という言葉を
引いて、海軍のシステムが過度に複雑化しており、本来あるべき、船の操作の共通性が欠けてしまって
いたと指摘しています。

海軍がタッチスクリーンの操作体系を諦めてしまったというわけではありません。しかしながら、海軍の
チーフエンジニアであるLorin Selby少将が指摘するように、どのようなインターフェイスであったとしても
一貫性を持ち、危機的な状況下での挽回を助けられる必要があります。軍艦は直感的に操作できる
インターフェイスを持つ必要があり、そうでなければ、深刻な結果を生むことになります。