小田 里空
9月17日 ·
『不法侵入~ベッドの下に男Aが隠れていた話~』

早朝5時に起き仕事場へ行き
12時までみかん園の草刈りをし家に帰る

最近、夕勤と早朝出勤が重なっていたり高速道路を使っての遠出が続いていたため心身共にクタクタな状態で玄関の鍵を開け「よっしゃ寝るぞーーーー」と意気込み家の中に入ると

寝室の方で「ガタガタ!!ガタ!ガタガタ!」と音がした
「、、、誰かいる、、、、」
ただ私はその「誰か」は察しはついていた
すぐそばにかけてあった靴べらを武器(?)に恐る恐る寝室へ
ベッドの下で赤い何かが縮こまって
震えている

「すいません、すいません、、、、すいません、すいません、、、、」
そういいながらその「何か」はベッドの下からズルズルと出てくる
ベッドの照明をつける
赤いアンダーアーマーを着ていた
以前から近隣トラブルをおこしていた私のアパートの隣人の男Aだ

明らかな不法侵入
私は怒号をあげた
しかし頭は意外と冷静で過度に
手を挙げたりはしないでいた
というより「何をしでかすかわからないやつ」は下手に強く刺激をしたらこちらが危ないと判断したからだ

「警察だけは勘弁してください、、!警察だけは、、、!」
と、男Aの漫画のような願いは当然聞き入れず
「いいから外出ろ!!」と2人で家を出て
生まれて初めての110番通報
警察が来る間なぜ不法侵入していたかを
尋ねる

要約すると
・私の家のWiFiのパスワードを知りたかったから
・昨日の夜ムシャクシャしていたから

とのことだった

警察が来てこと細かく話を聞いていく
驚いたことにうちに不法侵入したのは
2度目らしい
そういえば前にも夜家に帰った時
何か人が入ったような雰囲気がしたことがあった
侵入経路は2階の窓から。
しまった、この間掃除をした時に施錠を
するのを忘れていたからだ

犯行に及んだ経緯はこうだ
1、PS4をオンライン通信でプレイしたいが男AのうちにはWiFiがない
2、おや、隣の部屋からWiFiが飛んでるぞ
でもパスワードがかかってる…
3、1回目の不法侵入でベッド脇のWiFiルーターからパスワード入手