ドイツの国立ロベルト・コッホ研究所といえば、
感染学研究でその名を知らぬ者はいない名門研究所である。
職員は1100人、うち研究者が450人であり、
年間予算1億800万ユーロである。(約130億円)
細菌学の権威ロベルト・コッホが初代所長となり、1891年に
プロイセン王立感染学研究所として設立された。

しかし影の歴史もある。ナチス時代には、所長をはじめ
ほぼすべての部局長がナチス党員で占められ、
ザクセンハウゼン、ブーヘンヴァルト、ダッハウなどの強制収容所では
チフスやマラリアなどのワクチン開発のための人体実験が行われた。
ダッハウ強制収容所では、1200人の収容者に対して人体実験が行われ、
300-400人が死亡したとされる。
https://de.wikipedia.org/wiki/Robert_Koch-Institut