【7月21日 AFP】英バイオテクノロジー企業が、新型コロナウイルス感染症の治療薬として噴霧して吸入させるエアゾールタイプの吸入剤を開発し、命の危険がある、あるいは集中治療を要する患者数を劇的に低減できる可能性が示された。同社が20日に発表した暫定結果で明らかにした。

 シネアジェン(Synairgen)が、同感染症による入院患者100人を対象に行ったこの無作為化臨床試験で、タンパク質であるインターフェロンベータの吸入剤「SNG001」を投与したところ、プラセボ(偽薬)群に比べて重症化リスクが79%低くなったという。