計算上はもう地球上のすべての人が少なくとも一度
武漢由来の新型コロナウイルス(とその末裔)にさらされていたとしても
おかしくない。

もちろん、指数関数なので、最後は冗談のような大きな数になるから、
どれくらいあてになるのかわからない。

パキスタンやインドはいわゆる「途上国型」のグラフで、
ピークを打つまでに3,4か月(時にそれ以上)かかっている。

他にブラジルや南米の多くの国、
南アフリカなどがこのパターンで、3,4か月(時にそれ以上)でピークを打つまで、
とにかく増加するのが特徴だ。

欧州各国や日本、アメリカ東部の州の第一波では2週から8週でピークを打つことが
多かった。

インドやパキスタンは国が大きいゆえ、伝播に時間がかかったからではないか。
加えて、衛生上の問題と医療体制、保健体制、行政体制が先進国より劣るので、
ピークに持ち込むのが遅れたのかもしれない。

今後おそらく「いわゆる」集団免疫はできないと思う。つまり、感染が収束しても、
遅くとも3,4か月たつとまた感染が始まるパターンになると思う。

ただし致死率、重症化率は予想されるウイルス自体の弱毒化に加え、
医療・保健・行政のノウハウ最適化で下げられるだろう。

イランは一直線増加型のようにみえるが、実は波が二つあり、
死者は第一波、第二波に忠実にカーブを描いているのだろう。

数が突出している途上国型の感染者が落ち着きつつあるので、
とりあえず北半球が冬になる前までは、
世界全体の新規感染者数もゆるやかに下がっていくと思う。
世界の新規感染者を見ると7月の終わりごろに
ピークを打っているように思う。

ただしヨーロッパ各国はこれから第二波が本格化していくようだ。

重症者、死者数はほかのいろいろな要素がからむのでわからないが、
感染者が下がれば少し遅れて死者も下がるのが今までのパターンだったようだ。

https://www.worldometers.info/coronavirus/country/pakistan/