>>232
おまえはしつこいな
なんならおまえが調べろよ


●UXコンサルティングの第一人者、故人・宮坂祐氏のコンサルティング論
有園 雄一
2021/09/24 09:00
https://markezine.jp/article/detail/37331


本記事は、故人である宮坂祐氏のご家族の許可のもと、掲載しております。
宮坂祐氏から学んだこと

昨日、東京メトロ南北線の電車の中で、宮坂氏の父上の写真が私の目に飛び込んできた。免疫学の第一人者、宮坂昌之氏の新著『新型コロナワクチン 本当の「真実」』の広告だった。

その写真に背中を押された。私は迷っていたのだ。「宮坂祐氏のコンサルティング論」を私の偏見で書いてもよいのだろうか?と。「ぜひ、書いてください。あなたの知っている宮坂祐を書いてくれればいいのですよ」。宮坂昌之氏は、私にそういった気がする。

8月4日午後7時16分、あなたの奥様はメールを書いている。メールの趣旨は、<1>あなたが8月3日にくも膜下出血で倒れ緊急搬送されたこと、<2>すぐに手術を行ったが、手術後に再度出血があり、これ以上、行える治療がないこと、そして、<3>次回のお約束の会議に参加することができないこと。この大きく3点だった。

私は、奥様からのこのメールを直接受信した訳ではない。同じプロジェクトに参加していたため、メンバーから転送されてきたのだ。

8月2日午後に私たちプロジェクトメンバーは、宮坂氏と会議をしていた。つまり、くも膜下出血で倒れる前日だ。このプロジェクトでは、宮坂氏がUX領域を担い、私がアドテクノロジー領域を担当し、来年ローンチ予定のサービスやアプリの構想を練り始めたばかりだった。

その日の会議では、サービスのユーザー導線を一緒に考えて、私が宮坂氏に質問しながら、宮坂氏がそれに回答する、もしくは、アドバイスをするという会議の流れだった。そのため、二人で1時間ほどずーっと話していた。だから、その翌日にくも膜下出血で倒れたとは、今でも、信じることができない。「あんなに普通に元気だったのに」と。

メールを見た時から、覚悟はしていた。奥様のメールの行間に、覚悟と気丈さがあった。そして、私の記憶はすぐに、あなたと会食した夜のシーンに遷移していった。