プラセボ=未接種者と比較して、中和抗体が2回目接種後、50倍程度
それが、6ヶ月後には、80%減になるから、(1-0.8)×50=10倍程度にまで落ちるので、感染予防効果は落ちる

細胞性免疫は、ワクチン接種6ヶ月時点で、多くの人で細胞性免疫反応が認められるから、重症化予防効果はある

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/vaccine_pfizer.html#001
2回目接種から1ヶ月後の、血清中の50%中和抗体価(値が大きい程、中和活性が高いことを示します。)は下記のとおりであり、日本人でも、海外における臨床試験で得られたワクチン接種群の結果(血清幾何平均抗体価316.1、血清幾何平均上昇倍率31.1)と同程度以上の結果が得られています。
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000786767.jpg

https://www.yokohama-cu.ac.jp/amedrc/news/202111ryo_vac6mnth.html
その結果、6ヶ月の時点で、抗体は98名全員から検出されたものの、ほとんどのワクチン接種者において、ピーク時(接種1〜3週後)と比べ、抗体価は顕著に(約90%)減少し、ウイルスの感染阻害能を示す中和抗体価*3も約80%減少し、その陽性率は85.7%でした。また、細胞性免疫については、ワクチン接種6ヶ月時点で、多くの人で細胞性免疫反応が認められ、経時的な評価は行えていませんが、新型コロナウイルスに対するワクチン接種後の免疫応答における細胞性免疫の役割の重要性も示唆される結果でした。

https://www.yokohama-cu.ac.jp/amedrc/news/d0md7n000000ecei-img/figure_ryo_vac6mnth.jpg