933 名前が無い@ただの名無しのようだ (オッペケ Sra9-RUi6 [126.211.45.18]) sage 2016/11/19(土) 21:56:39.32 ID:uHPTVaqLr
VerendusのFF15総評


 FFXVは慣れ親しんだもののようであり、しかし違う。最近プレイしたオープンワールドを想起させるような部分もあれば、同時に私のFFへの愛情を思い起こさせる部分も大量にある。
しかし本作を唯一無二なものにしているのは、これらの要素を、独自の野心とアイデアを以ってどのように組み合わせたか、という部分にあり、またやり終えるまでにこれが一つのゲームだと真に感じさせてくれるように、それらの要素をまとめる方法にあった。
広大なオープンワールドに後乗せされたようなものではない、50時間のものメインストーリーには、目的もなくぶらつくことが出来ながらも、中心となる軸があり、探索したいと思えば実際に足を運べる興味をそそるロケーションに世界は満ちている。
そしてそこにはやりがいがありエキサイティングな戦闘も含まれている。もう少し時間を掛けていたら一体どうなっていたことだろう、とすら私に思わせてくれる。

 もしあなたがFF初心者ならば、これは素晴らしいスタートポイントだ。
 過去の作品は当然、発売当時の感覚のように楽しむことは最早できないが、FF15は現代のコンソールで過去作の哲学を表現しているし、いくつもの点で、過去の作品よりもずっとすばらしいのだから。

 英語版の声優の演技と、それを導いたセリフに関しては少し落胆が残るが、それでも私はFFシリーズのこれからへの新たな期待を抱いてこのゲームを終えた
。前の経験から15年かかったが、私はようやくただ単に楽しめただけでなく、なぜこのシリーズを一番に愛しているかを思い出させてくれるタイトルに再び出会うことが出来た。

ライオンキングのセリフのもじり
北瀬「支配者としての王の時代は、太陽のように昇り、そして沈む。やがてある日、田畑よ、私の時代の太陽は沈み、そして新たな王となるお前と共に昇るだろう」

 その日は、2016年11月29日にやってくる。

 MGS3以来のお気に入り
 FFシリーズで2番目にお気に入り
 ゲームオブザイヤー
 今世代最高