「一歌ちゃんのウェディングドレス姿素敵だったね~」
「まさか私達の中で一番最初に結婚するのが一歌だとは思わなかったね」
「うふふ、あの二人昔から仲良かったもんね」
「咲希……泣いてたな。一歌が結婚しちゃって」
「そうだね…でもブーケトスのブーケはキャッチ出来てちょっと嬉しそうだったね」
「ああ、あれね。一歌狙ってたんじゃない?後ろ向く前に咲希の位置しっかり確認してたもん」
「あ、志歩ちゃんもそう思った?うふふ、一歌ちゃんはやっぱり一歌ちゃんだね」
「一歌もちゃんと咲希が取ってくれてて嬉しそうだった。お見舞いの時と違って、幸せな花束だからだよね」
「そうだね」
「ほなちゃんしほちゃ~ん!」
「あ、噂をすれば」
「咲希ちゃん!」
「それじゃ、揃ったし一歌達の新居に遊びに行こっか」
「うん!」
「咲希ちゃん、その大荷物はなに?」
「あ、これ?えへへ。いっちゃんに見せようと思って持ってきたんだ」
「へえ、何が入ってるの?」
「いっちゃんが今までくれた20年分のお花の押し花だよ」
「………あ、へえ凄いね」
「わ、わぁ素敵だね」
「あ、これ見て。この前のブーケトスのお花だよ。全部押し花にしてラミネート加工したんだ」
「あー、うん」
「わ、わぁ」