サイバーエージェントは「ウマ娘」効果が剥がれ落ち…今後のカギを握るABEMAの成否 6/1(木) 9:06配信

https://news.yahoo.co.jp/articles/d0d6ae4625c2b8e2416b7510c9d1cca030602a74

「ウマ娘」は、実在する競走馬をモデルに美少女キャラに擬人化して走らせる、サイバーエージェントのゲーム子会社サイゲームスのスマホゲームだ。21年2月に配信され、10月時点で1100万ダウンロードを超えるなど快進撃を続けた。「ウマ娘」効果で、サイバーエージェントの株価は21年6月24日、2441円を付け、10年来の高値を更新した。

 ところが、年が明けた22年1月27日、同社株は一時、前日比276円(16.4%)安の1410円まで急落した。「ウマ娘がピークアウトしたのではないか」との懸念が投資家に広がったからだ。「ウマ娘」効果が剥げ落ちれば収益の悪化は避けられない。「ウマ娘」のようなヒット作が次々と生まれることは期待できない。

 投資家の杞憂は現実のものとなった。22年9血至の連結決算bヘ売上高が前期粕7%増の7105億円、営業利益は34%減の691億円、純利益は42%減の242億円だった。主力のインターネット広告事業が好調で増収になったが、「ウマ娘」の失速が減益に直結した。