アニメはわずか1.5%!? クールジャパンの本当の主役はゲーム! 凋落しつつあるゲーム業界にテコ入れを!
http://togetter.com/li/987977

ぬまきち@5/27再発売ですよ! @obenkyounuma 2016-06-15 21:27:46
僕がいつも思うのは「クールジャパン(コンテンツ輸出)ではアニメはほとんど稼いでおらず、もっぱらゲームが外貨を稼いでいるのに、どうしてこれほどまでにアニメに補助金をという話ばかりでゲームは見捨てられるのか」ということ。

アニメの産業救済は国内需要への国内産業問題なんだから、クールジャパンで語るなよ、と思っています。

補助金じゃぶじゃぶ注ごうとも、対外収支でストリートファイターやマリオ、スプラトゥーンが稼いで来る額を、ジブリやナルトが越える日は来ませんからね。

ゲーム産業の保護を日本政府が見捨てた結果、どうなったかなんて誰の目にも明らかですよ。世界のゲーム産業は大作3Dで何十億という投資がバンバン出ているのに、日本はそれらの技術は捨ててコナミの大型タイトル縮小に見られるような凋落の一途。そしてソシャゲ偏重。

クールジャパンが本当に国益を思っているのならば、外国人が買いもしないアニメに無駄な金をつっこまずに、今死にゆくゲーム産業を救うべきなのです。国際競争力が失われようとしてるんですよ。

アニメはトータルで言えばゲームよりも巨大産業ですが、ここにお金をじゃぶじゃぶつぎ込んでいるのは日本人のファンだけで、外国人は本っっっっ当にお金使いません。スト5は買うけど、ジブリのDVDなんて買いませんよ。国内問題として扱いましょうよ。

海外へのコンテンツ輸出はほぼゲームが占める(知財としてはソフトウェア特許もあるので別。エンタメのみ)。一昨年話題になった「アニメはコンテンツ輸出のうちわずか1.5%。輸出のほとんどはゲーム」というのはATX岩田社長の発言。
http://www.animatetimes.com/news/details.php?id=1359774050&;p=1
http://i.gzn.jp/img/2013/02/06/screen-media-anime-business-forum-2013/atx17.png

海外でアニメを売る方法を考えるのはいいですよ。でも、1.5%しかないものを増やす算段をする前に、まず殆どをしめているゲームが今下り坂で大変なことになっているのだから、主軸を立てなおしてからでしょう。
クールジャパンの主役のようや顔をしてますが、アニメはたったの1.5%ですよ。

ゲーム業界とクールジャパンについてのつぶやきに対するレスがほぼ「ゲームは終わり」「もう遅い」で占められているのが興味深い。

これは、アニメをクールジャパンで推すのと同じ反応なのですよね。アニメは国内産業で今史上空前の好景気です。なので、周囲を見ても流行っているのがわかるから「流行っているから海外にも売り込もう」とローカル感覚でグローバルを語ろうとする人が出る。

これに対し、ゲーム産業は産業としては同じく好景気状態ですが、もう家庭用ゲーム機の比率は3割切るところです。
要は「周りもみんな家庭用ゲームなんて知らないし」ということで「もう終わった」になりやすい(実際には世界的には家庭用ゲームやPCゲームの売上は伸びていて落ちているのは日本だけ)

こういうときこそ、広い視野を持った役人や政治家が大局に経って輸出政策として何をすべきか判断しなければならないのですが、我らがジャパンはお寒い「アニメを輸出しよう!」一本槍なわけですよ。そりゃ、ゲーム死ぬわ。