――龍が如く6は桐生一馬の最終作になります。その決定はどういった過程を経たのでしょうか?
名越
「龍が如く4を作り終えたときに、我々は桐生の物語を
如何にして完結させるかという点について話し合いました。
ゲームは各々の時代で異なるキャラクターが現れる形になっていますので
それぞれの登場人部にそれぞれの終わりを提示しなければならないのかを考慮しましたね。
ただ龍が如くは魔法やスーパーパワーが使える人物の話ではありません。
ファンタジーの物語ではないわけです。
現実的な世界と現実的な人物によって物語は構成されているわけですね。
これが常にゲームの軸として存在していましたし、幾つかの理由から
桐生の物語をいつまでも続けることは不可能だと我々は常に認識していました」
「ただ007がシリーズを継続させるために新たな俳優を雇うように
我々も異なる主人公を登場させシリーズを続けようと思っています。
ショーン・コネリーがジェームズ・ボンド役を降板したとき
多くの人達が、それについて不満を述べていましたが
最終的には皆が新たな俳優に慣れることができました。
それぞれの俳優が007に異なる個性をもたらし作品に命を与えたのと同様に
我々も桐生とは異なる主人公が最終的には作品に火を灯せるだろうと信じていますね」
https://www.gamespot.com/articles/yakuza-creator-talks-007-inspirations-wacky-humor-/1100-6451146/