>>159
太古に存在したブレイドは武器を生成することができず、またドライバーとの関係性も希薄であった。
ブレイドは単体でアーツを行使することができたがその力は限定的であり、またドライバーに対して使うブレイドアーツの効果も微々たるものであったため、戦場での運用も人間の補佐的な役割を超えるものではなかったという。

やがて、ごく僅かではあったが武器を持ったブレイドが誕生するようになると、ドライバーとブレイドの関係性は一変する。
ブレイドの武器をドライバーが使うことで、アーツの力が何倍にもなることが判明したからである。
さらに、ドライバーがアーツを使うごとに、武器に送られたエーテルエネルギーの一部が純化、圧縮、蓄積され、それをブレイドが開放することで、通常のアーツよりも遙かに高威力な攻撃——「必殺技」を繰り出せるようになったのである。
加えて、武器を使用するドライバーは程度の差こそあれ、ブレイドとのエンゲージ中は超人的な筋力、耐久力、敏捷性(びんしょうせい)を発揮できるといった副次効果も確認され、両者の関係性は一気に緊密なものへとなっていった。

この特殊な戦法は、古王国イーラのとあるドライバーとブレイドによって発案されたものと伝えられているが、公式な記録は残されていない。
発案者が誰であれ、この関係性の大変革によってドライバーとブレイドが一体となった戦い方が確立されていくと共に、武器を持たないブレイドは次第に淘汰され、やがてすべてのブレイドが武器を持った状態で、誕生するようになっていく。
このことから、“適者生存の原理”がブレイドにもあてはまるといえよう。





こういう設定があればいい?