https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180205-00000022-zdn_mkt-bus_all
「モバイル向けゲームにとどまらず、家庭用ゲームを作ることは昔からの夢だった。
任天堂の『ファミリーコンピュータ』に青春をささげ、中学校の卒業文集に『ソフトを作りたい』と書いたほど。
ハードは変わったが、その夢がようやくかなう」――グリーの田中良和社長は2月2日開いた決算会見でこう話した。
今後はソニーの「Play Station 4」対応タイトルのほか、他社IPを活用したタイトルの開発も検討中。
ゆくゆくは海外展開も視野に入れており、中国語圏・英語圏に販路を拡げる可能性もあるという。
田中社長は家庭用ゲーム市場参入の狙いについて「グリーを総合力で勝てる会社にしたいと考えたため」と説明。
同社はモバイル向けソーシャルゲームを中心に展開してきたが、田中社長は「モバイル向けゲームしか作れないようでは今後勝ち残れない。
家庭用ゲームに手を広げることで、さまざまなIPホルダーに(開発元として)選んでもらえる存在になっていきたい」と展望を話す。
「ゲーム業界では、あるIPでモバイル向けゲームを出すと、同じIPの家庭用ゲームも売れるという現象がしばしば起きる。その逆もまたしかりだ。
今後はモバイルに特化せず両者を継続的に出すことで、全体の収益を総合的に伸ばしたい」(田中社長)