・PS4/箱1 (28nm)
1.3〜1.8TFLOPS 解像度は900P〜1080P

・PS4Pro/箱1X (16nm)
4〜6TFLOPS 解像度は2.5k〜4k

現行機は大体こんな感じになっているが
1080P/60fpsのゲームでもグラをリッチにすると
実際には3〜4TFLOPSぐらいの性能が必要になる。
これを4k化するには性能が4倍必要だから12〜16TFLOPSとなり
次世代機のターゲット性能はこれぐらいになるだろう。
つまりこうなる。

・PS5/箱1XX (10 or 7nm)
12〜16TFLOPS

10nm以降の世代はチップが小さく端末価格が高いスマホでは使えても
チップの大きいのに廉価なゲーム機向けにはまだ使えない。
つまり今年PS5というのはあり得ない。
1000ドル以上レベルのぶっ飛んだ価格にしたり箱1X程度の性能でよければ可能ではあるだろうが。
10nm以降が家庭用ゲーム機で使えるようコストが下がるには
EUVリソグラフィが軌道に乗りこなれる必要があるが
まだ量産には使われていない技術なので最大限早くても2021年、
現実的には2022年かそれ以降だろう。
しかも製造コストは上がるとみられていることから
本体価格は安くて499ドル、599〜699ドルのレンジもあり得るだろう。

12〜16TFLOPSという性能はフルHDアセットの4k化には十分だが
4k解像度を最大限活かしてアセットを作成すると
実際には20〜30TFLOPS以上の性能が必要だろう。
そうなると5nm以降のプロセスが必要となるがこちらは実現の目途すら立っていない。
5nmが家庭用ゲーム機で使えるコストの実現は2030年以降といったレベルだろう。
4k解像度の4倍の性能が必要な8k解像度に至っては実現は不可能である。

家庭用ゲーム機のグラフィック進化は
箱1Xですでに終わりに近いレベルに近づいてきており
実質的にはもう終焉を迎えているのである。