任天堂のスイッチ向け新作発表に「物足りなさ」、株価は一時8%急落
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-06-13/PA8O836K50XX01
任天堂の株価が急落。一時前日比8%安の3万8360円にまで下落した。
米ロサンゼルスで開催中のゲーム見本市「E3」で13日未明に発表したスイッチ向け
新タイトルの内容が、投資家の期待する水準に達していなかったとの見方がある中、
売り注文が相次いだ。8%の日中下落率は2月6日以来。

エース経済研究所の安田秀樹シニアアナリストは、人気アクションゲームシリーズ
「大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL」の発売日が12月7日と予想より遅かった
と指摘。外部のゲームメーカーからのラインアップが期待を下回ったことに触れ、
「投資家は今回の発表が物足りないと判断したのではないか」と指摘した。

任天堂は昨年の3月にスイッチを発売し、業績底上げに貢献してきた。その後、
今年春には新たな遊び方を提案するニンテンドーラボを発売し、スイッチ販売を
押し上げようとしたが効果は乏しかった。そうした中で、投資家の期待はE3の
発表内容に集まっていた。