話題株ピックアップ【夕刊】(3):任天堂、IDOM、富士PS
https://kabutan.jp/news/marketnews/?b=n201806130468
任天堂が急落、一時3000円を超える下げをみせ、売買代金も突出しており一部市場
関係者の話題となった。
市場では「E3を意識して買われていたソニーなどと比較して(同社株は)E3を事前に
織り込むような値動きはなく、むしろ目立った新作が発表されないことを見込んで売り
に押される展開だった。材料出尽くしでは理由がつかない」(準大手証券ストラテジスト)
という。

E3では「ニンテンドースイッチ」向け新作ソフトの発売日などを発表したが、下期に
偏っていることで上期のスイッチ販売に逆風が意識されたとの指摘や、E3に合わ
せたプレゼンテーション動画の内容について、19年発売予定のゲームに「マリオ」
など人気シリーズへの言及がなかったことなどが嫌気されたとの見方も出ていたが、
「いずれもはっきりした売り材料とは言えない。ただ、もともと米国ではスイッチの
売り上げがピークアウトしている状況で、海外投資家の潜在的な売り圧力があった。
E3開幕を契機にアルゴリズム売買による仕掛け的な売りなども観測され、これが
急激な商いの増加にも反映されている」(大手ネット証券アナリスト)という。