E3に合わせて行われたニンテンドーダイレクトを見た者は既に分かっているだろうが
次のゼルダの伝説はどうもダークな雰囲気を携えた作品になるようだ。
予告編で見せた、ハイラル城の奥深くに眠るガンダルフの死体が一種の魔法によって生命を取り戻し
城自体を浮遊させる映像は、あらゆる意味でユーザーの想像を掻き立てるものである。


この予告編には云うまでもなく暗さがある。
怖さを垣間見せたゼルダの伝説であり、過去の作品でいうならば時のオカリナや
ムジュラの仮面のような幽々たる主題が存在しているように思われる。
ファンの間では早くもムジュラとの比較も始まっているが、プロデューサーを務めている青沼氏によれば
この予想はあまり意味を持たないらしい。


なぜなら彼はブレスオブザワイルドの続編はムジュラから全く影響を
受けていないと否定しているからだ。
ただ青沼氏はその一方で新作はムジュラよりさらに少し暗くなるだろうとも説明しており
次のゼルダがその方向性に舵を切っているのは間違いはなさそうである。


青沼氏は続編が完全に暗然たるゲームになるとは発言していない。
だがリンクは明らかに薄暗い場所を訪れることになりそうだ。
それに、この新作が多くの者から強い興奮を誘っているのは、必ずしもホラーゲームになるという訳ではないだろうが
それでも、これまでのシリーズとは明確に異なった物になると思われることだろう。


ブレスオブザワイルドは傑作だと断言できる。
しかしストーリーは無難なものであり、ダンジョンの構成や冒険の展開は単調だとの批判もあった。
そういう意味で続編が幾つかの新たな試みに挑戦し、これまでのゼルダにはあまり見られなかった考えで
プレイヤーの挑戦を求めていくというのは否応なくゲーマーの期待感を高めるだろう。


もっともゼルダの続編がどういった物になるのかはまだ分かっていない。
今作の発売日が未定であるという点を踏まえれば任天堂もこれから多くの情報を公開していくのであろう。
新作の発売はまだ長い時間が必要なのかもしれないが、次のゼルダがダークな雰囲気になるのは確実である。
ゼルダの伝説ブレスオブザワイルド2は任天堂スイッチでの発売を予定している。
https://gamerant.com/zelda-breath-of-the-wild-sequel-darker-majoras-mask/