新生『桃鉄』誕生のきっかけ

――まずは、新作を作ることになった理由というか、きっかけを教えてください。

さくま『桃鉄』は、2017年度版(ニンテンドー3DSで発売された『桃太郎電鉄2017 たちあがれ日本!!』)でもうやめるつもりになっていました。
でもその後、「やっぱり『桃鉄』は大きな画面でやりたいね」という意見が来るようになってね。  

――そこを踏み越えてのスタートだったんですね。そのあたりの経緯もぜひ。

岡村 そこは、「僕の責任できちんと作れるスタッフや環境を整えますので、もう1回チャンスをいただけませんか」と。

――それで、さくまさんもOKされたと。

岡村「であれば、1回様子を見ようか」という感じのスタートでしたよね。

さくま そうだったね。

桝田 KONAMIはずっと『桃鉄』を作りたがっていて、さくまさんは男の子の孫が初めて生まれたのもあって、『桃鉄』をもう1回作りたくなっていた。
そのタイミングに、僕が『桃鉄』を作れるラインを用意した。
この3つが揃ったから始められた。これは僕の自慢だけど、さくまさんは「二度と『桃鉄』は作らない」と言っていても、いつか「作る」と言い出すだろうと、ラインをキープしていたんだよね。

岡村 そのおかげで、さくまさんに納得いただける環境ができたと思っています。

https://s.famitsu.com/news/201909/21183756.html