BotWが見直した「ゼルダのアタリマエ」は「オープンワールドのアタリマエ」でもある
具体的に言うと、次はここに行けと指示するゲームデザイン
このゲームデザインを広大なマップに当て嵌めると、自由な探索と一本道のゲームプレイの間に齟齬が生まれる
シナリオ重視のRPGの場合は、ウィッチャー3のようにミニマップに道のりを表示したり目的地を示すマーカーを表示したりすることでその齟齬を誤魔化しやすいが
ゼルダの伝説の場合は謎解きや探索が醍醐味であるので、その方法を使うと本末転倒になってしまう
だからこそスカイウォードソードのファイはヒントを出しすぎだとファンからの批判を受けたし
獲得したアイテムでダンジョンを攻略する一本道のゲームプレイに合わせて、シリーズを追うごとにゲーム内のフィールド構造も一本道になっていった

BotWが成し遂げた改革は、広大でシームレスなフィールドでのノンリニアな探索に噛み合うように一本道のゲームプレイを根本的に見直したことであり
いまだにミニマップの点線表示やマーカー表示で誤魔化しをやってる海外製のオープンワールドが溢れてる時点でBotW続編の成功は確約されている