https://www.nintendo.co.jp/ir/pdf/2020/qa2006.pdf
Q7 次のゲーム機の展望について教えてほしい。これまでのハードは必ずテレビまたはスクリーンに
映して何かをするという形であり、そこには限界というものがあると思うが、この限界を超えるよ
うなハードを考えているか。

A7 古川:
現行機である Nintendo Switch は発売から 4 年目に入ったところですが、普及の勢いが増して
いる状況で、その背景には 2 つの要因があると考えています。一つは Nintendo Switch と Nintendo
Switch Lite という異なる特徴を持った 2 つのハードが存在しているということであり、もう一つ
は Nintendo Switch という一つのプラットフォームに向けて当社の開発リソースを集中してソフ
トをつくっているということです。このような点を最大限に活かしながら、Nintendo Switch のラ
イフサイクルを長期化していきたいと考えています。

取締役 上席執行役員 塩田興:
当社のつくるゲーム専用機は、性能面(技術的なスペックの高さ)よりも、いかにお客様に楽し
いソフトを気持ちよく遊んでいただけるかというところに力点を置いて開発しています。テレビ
に映して遊ぶという観点につきましては、Nintendo Switch はテレビでも、ゲーム機本体のディス
プレイでも遊べるため、これまでのゲーム機に比べてお客様の生活のあらゆるシーンで遊んでい
ただける機会が格段に増えたと思っています。Nintendo Switch を通して、お客様の生活の中にゲ
ーム専用機がこういう形で入っていけるんだという新たな発見もこれまでに数多くありました。
お子様やそのご家族の皆様がゲーム機を囲んで遊んでおられるシーンもソーシャルネットワーク
上で見られ、私たちのゲーム専用機の価値を改めて実感しています。こうした経験を活かしつつ、
将来のゲーム機をどういう形で発展させていくべきかについて、しっかり考えていきたいと思い
ます。