PS5用ソフト「ホライゾン:禁じられた西部」は次世代機の中でも
もっとも大きな注目を集めているソフトの一つだ。
そして、今作の予告編からはゲリラゲームズ社のエンジンがどのような進化を遂げたのか垣間見ることもできる。

これはDigital Foundryの解析によって判明したもので
続編ではまず木の葉がより精密に描かれるようになっていれば、質感にも改善が見られていた。
さらに空のレンダリング等にもアップグレードが確認でき、多くの点で向上が明らかとなっている。
ただ面白いことに今作はレイトレーシングを活用してはいないようだ。

同作の画質を解説したアレックス・バタリアはレイトレーシングは自然の場面をゲーム映像化するにあたって
表面の粗い部分が逆に目立ってしまい、必ずしも良い技法ではないかもしれないと指摘したうえで、
次のような説明を加えている。

「――このゲームは少なくともここまで公開した映像ではレイトレーシングを利用した点が見られない。
 スクリーンスペースリフレクションは遠くの水を反射する際には用いられているようだが、しかし他の場面では反射を描いた形跡がない。
 PS5はこの技術を前面に押し出した形で展開されているが、おそらくゲリラゲームズの新作には合ってないのだろう。
 有機的な自然を描くにあたって、これは必ずしも上手く作用せず、かえってデコボコな粗が目立ってしまうのだ」

ちなみにソニーはホライゾンについて読み込み時間が殆どなくなることにより没入感が増すと述べると
以下のような解説をしていた。

「PS5では今作の世界をより詳細に描くと同時により活気に満ち、より没入できる作品へと昇華しています。
 また次世代機の優れたSSDによって読み込みはほぼなくなるでしょう。
 つまりマップを開いて一方の端からもう一方の端までファストトラベルしたところで、すぐにゲームが始められるわけです。
 ゲームを起動した瞬間にプレイできるソフト。消費者はまさに即座のアクションが行えます」

ホライゾン:禁じられた西部は今のところ発売日未定だが
開発者は2021年内の発売を目標に制作中と過去に発言している。
https://wccftech.com/horizon-forbidden-west-reveal-trailer-analysis-highlights-decima-engine-improvements-ray-tracing-is-not-used-in-the-footage/