ミヌキ「みぬきは、大丈夫です!」→みぬく
オドロキ「そこだ!みぬきちゃん。知ってるよね。オレに隠し事は通用しないって。」
ミヌキ「!まさか、反応しちゃいましたか。オドロキさんの腕輪。」
オドロキ「‥‥うん。」
ミヌキ「笑顔でいた‥‥つもりだったのに。‥‥‥‥‥‥へへ。みぬき、マジシャン失格ですね。」
オドロキ「真のエンターテイナーはどんな時も笑顔でいなければならない。みぬきちゃんの信念だったっけ。」
ミヌキ「はい。亡くなったパパが残してくれた或真敷の信念‥‥。みぬきは一度も忘れたことがありません。パパとの数少ない思い出のひとつだから。」
オドロキ「でも、全部かかえこんだら‥‥パンクしてしまうよ。みぬきちゃん。もし何かで悩んでいるなら話してくれないか。」
ミヌキ「でも!そんなことを話したら‥‥オドロキさん、きっと困ります。みぬきのことを、信じられなくなっちゃいます。」
オドロキ「‥‥そんなことはないよ。いつでも笑顔でいる。それがみぬきちゃんの信念なら‥‥オレにもひとつ信念があるんだ。プロの弁護士としての信念がね。」
つきつける→弁護士バッジ
ミヌキ「!そ、それは‥‥弁護士バッジ。」
オドロキ「オレはこのバッジに誓ってるんだ。“最後まで依頼人を信じる”って。成歩堂さんから教えてもらった弁護士としての信念なんだ‥‥。
だからどんな事実があっても、みぬきちゃんを信じる!みぬきちゃんも‥‥オレのことを信じて話してくれるかな?」
ミヌキ「‥‥‥‥‥‥‥ありがとう。オドロキさん。」
(省略:ゴムの剣すり替えマジックの話)
ミヌキ「‥‥‥‥‥‥でも、失敗‥‥しちゃったのかな。」
オドロキ「‥‥‥‥‥‥。(本当にそうなんだろうか)」

回想開始
ミヌキ「行ってきまーす。」
オドロキ「あれ?今から‥‥どこに?」
ミヌキ「マジックの練習です!本番が近いですからッ!」
オドロキ「がんばってるね。昨日も遅くまで練習してなかった?」
ミヌキ「はいッ!絶対に成功させたいですから!」
回想終了

ミヌキ「‥‥‥‥‥‥みぬき、Mr.メンヨーを、殺しちゃったんですかね。」
オドロキ「み、みぬきちゃん‥‥。」
ミヌキ「‥‥‥‥いちばん、やっちゃいけない失敗だったんです‥‥。ショーであんな大きな事故を起こすなんて。
それなのに‥‥‥‥こんなことになったら‥‥!或真敷一座は興行権を取り上げられ、公演できなくなってしまいます!
パパ達が守ってきたものが取り上げられてしまうッ!Mr.メンヨーだって、これからいっぱい活躍できたはずなのにッ!そ、それをみぬきが‥‥‥‥ッ!
全部‥‥全部‥‥!みぬきが壊してしまった!奪ってしまったんですッ!‥‥‥‥オドロキさん。みぬき‥‥‥‥罪をつぐなう覚悟は、ちゃんとありますから。」
オドロキ「‥‥‥‥‥‥みぬきちゃん。たぶん、それは‥‥違うと思うよ。」
ミヌキ「え!」
オドロキ「‥‥‥‥オレ、ずっとギモンに思ってたんだけど‥‥あれは本当に‥‥事故だったのかな?」
ミヌキ「‥‥‥どういうことですか?」
オドロキ「コンキョや証拠があるわけじゃない。だけど‥‥オレはみぬきちゃんが‥‥‥‥失敗するだなんて思えないんだ。」
ミヌキ「‥‥オドロキさん?」
オドロキ「あんなに毎日遅くまで練習して、準備に準備を重ねてきたんだ。‥‥いつもカンペキなみぬきちゃんがね。」
ミヌキ「カンペキなんかじゃ‥‥」
オドロキ「きっとMr.メンヨーは違う理由で死んでしまったんじゃないかな。だって、剣のすり替えは成功したはずなんだよね?」
ミヌキ「そ、それは‥‥そうですけど。」
オドロキ「だったら、きっと事故だって何かの間違いに決まってるさ!」
ミヌキ「で、でも!何の手がかりもないじゃないですか!事故じゃないって、証拠も無いのに!そ、そんなの‥‥いくらオドロキさんでも‥‥」
オドロキ「オレは信じることにするよ。プロのマジシャンとしてのみぬきちゃんの実力を。だから必ず無実を証明してみせる。みぬきちゃん‥‥大丈夫だよッ!」
ミヌキ「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥う。」(ここで泣く)
オドロキ「!」
ミヌキ「あ、ありがとう、オドロキさん。信じてくれて、うれしいです。み、みぬきもオドロキさんをし‥‥し、しんじます‥‥!」
オドロキ「‥‥‥‥うん!」
ミヌキ「ご、ごめんなさい。ハンカチ‥‥。」
オドロキ「(初めて見たな‥‥。人前でみぬきちゃんが泣く姿なんて。みぬきちゃん。普段はシッカリしているけど‥‥本当は、ただ強がっていただけなのかも知れない。だってまだ、高校生の女の子なんだから。)」
(省略:みぬきがオドロキに弁護を依頼する)
号泣するココネ「う。うう。ふぐ!ミヌキちゃん。絶対に無実を勝ち取ろうね。」