ナユタ「愚かな。変装などで、死者の記憶はあざむけません。たまたま顔が映らなかったから良かったものの‥‥万が一映っていたら、一目りょう然ではないですか!」
オドロキ「‥‥‥‥。(たしかにそうだ)(犯人が霊媒の儀を知っていたなら顔を隠そうとするはず)(それにも関わらず、堂々と自分の姿を見せている。‥‥なぜだ?)」
ナルホド「‥‥‥‥オドロキくん。犯人が確信していたとしたら?大臣の映る視界に映らない‥‥と。」
オドロキ「え?」
ナルホド「それを計算してわざとドゥルクさんの服を着て‥‥被害者に自分の姿を見せたと考えられないかな?」
オドロキ「顔が映らないことを確信していた?でも‥‥そんなことがあり得るんですか?」
ナルホド「‥‥昔、聞いたことがあるんだ。「他人の顔を識別できない」症状がある‥‥と。もしも大臣がそういう体質だったとしたら?」
オドロキ「‥‥大臣の見ている視界がこうだったというんですか?」
ナルホド「ああ。他人の見ている視界なんて、普通はわからないからね。こんなふうに見えていても不思議じゃない。」
オドロキ「‥‥‥‥たしかに犯人が大臣の体質を知っていたなら‥‥それを利用して、ドゥルクに罪をなすりつけることもできますね。でも‥‥」
ナルホド「それを証明できる証拠品ならあるはずだよ。」
オドロキ「え?」
サイバンチョ「弁護人。どうなのですか?証拠品を提示できるのでしょうか?」
オドロキ「は、はい。恐らく‥‥。(正直、ピンと来てないけど‥‥証拠品を見直してみるか。)」
サイバンチョ「大臣の見た映像に、顔が映らない原因を説明する証拠品とは?」
つきつける→大臣のメモ
(中略)
オドロキ「大臣は人の顔を認識できない体質だったのだと思います。だからこそ‥‥人の特徴をつづったメモが必要だったのではないでしょうか。」
(中略)
オドロキ「ガラン検事。妻であるあなたなら、ご存じなんじゃないですか?」
ガラン「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥本人が隠していたことゆえ、黙っていたが‥‥こうなったら仕方あるまい。弁護士の言うとおりだ。大臣は他人の顔を認識できぬ、特異な体質だったのだ。「そうぼう失認」というらしい。」
オドロキ「(やはり!)」

ナルホドの聞きかじりの知識をそのままオドロキがコピペして、ガラン様のすんなり告白であっさり解決