ホログラムだから死体は「消える」事になる
V3で死体安置室が登場しなかったのもそのため
「自分達はここから出られない」と白銀が言っていたのも
自分がAIが搭載されているホログラムだと言う事を白銀は「自覚」しているから
やっとわかったんだ2と3と絶対絶望少女の本当の正体が
「設定」と言う名のコンソールを弄られた世界だよ
だから無印で完結するという話だったと言う事を開発者は明かせたんだ
「ボクは本当は全部知っているんだ」も
ホログラム達の「仕様」つまりは「設定」を苗木は網羅していると言う事を意味するセリフ
だから大和田とモノクマだけしか知らない筈の生徒手帳の情報まで知っていたんだ
「不二咲殺しの時、大和田は誰の生徒手帳を使うのか」と言う設定まで用意されていて
苗木はそれを知っていたから「ボクは本当は全部知っているんだ」と言えた
当然、江ノ島の敗北も「設定」通りのもの
クロの敗北も「設定」通りのもの
これが何を意味するのかと言うと
「チームダンガンロンパ」とはこの「設定」に干渉できる存在にして
苗木達ホログラムを開発したメンバーだと言う事なんだ
となるとV3の最原の決断の意味も変わってしまう
あれすらも「設定」通りの決断で
「さらばダンガンロンパ」を行うためにV3が行われただけの話なんだと言う事を意味する展開なんだ
だから開発者同士でも意見が割れたんだよ
最原の決断は「設定」によるものなのか「最原の意志」なのかと言う感じでね
苗木達は「設定」に背く事ができない
だから霧切に大神が内通者だと伝えるか否かの場面で否しか選べなかった
そして「希望の学園と絶望の高校生」と言う意味深なタイトルがついていたのも
「設定の奴隷」でいる事が通用する学園だから
そして「ボクはここにいたいんだ」とは
苗木は「設定の奴隷」でいる事に満足していた事を意味するセリフ
となると「苗木に投票すれば学園に残れる」と言う江ノ島の提案と
無言の同意をした霧切達の姿の意味も変わってくる
「設定の奴隷」でいる事に満足していたのは苗木ただ1人だった
他の者は皆「設定の奴隷」からの解放を本心では願っていた
苗木達にとって外に出ると言う事は「設定の奴隷」でいる事をやめ
下手したら「チームダンガンロンパ」に「消去」されてしまう事にも繋がる真似
つまり「設定の奴隷」として死ぬか
「設定の奴隷」からの解放を願い外に出るかを苗木に要求された場面
つまり「希望の学園と絶望の高校生」と言うのは
「設定の奴隷」でいる事に充足していた苗木の事を指すタイトルだったんだ
そんな苗木を更生させ、苗木が外に出る決心をつけるきっかけ作りこそ
コロシアイ生活を行った本当の理由なんだ
「超高校級の不運が(略)を呼び寄せた理由」と言う
意味深なタイトルが最終章にあったのもそのためなんだ
つまり「設定の奴隷」でいる事を苗木が選んだ事こそ
希望ヶ峰学園に超高校級の殺人と超高校級の絶望と超高校級の処刑を呼び寄せた理由なんだ