地頭江 〜音速の闘牌〜 [無断転載禁止]©2ch.net
宮崎駅
高速バス・スーパーフェニックス・西鉄天神高速BT行を待つ音々を
見送りに多くの友人たちが集まっていた
「音々ちゃん。博多に行っても頑張って!!私たちずっと友達だよ!!」
「音々。。。手紙書くから!」
地頭江音々はHKT4期研究生に合格し、今日故郷の宮崎から博多に転居する予定。
普段はクールな音々であるが
多くの友人たちが見送りに集ったこのときばかりは頬を涙がつたった。
バスが出発し、友人たちは小さくなっていくバスにいつまでも手を振る。
音々も友人たちの姿が見えなくなるまで手を振り続けた・・・
「ふ。。。博多か・・・」
音々はそっとつぶやき、目をつむるのだった 音々たちHKT4期生は10名いるが
音々を含むうち半分は福岡以外の出身者である。
今日はその福岡以外の出身者が博多駅に集合し、
スタッフに連れられ、博多のHKT本拠地に入寮する予定だった。 〜博多駅〜
HKT4期生として合格した運上弘菜と松本日向は、音々の到着を待っていた。
運上「音々ちゃん。。。遅いね。。。」
松本「もう宮崎からのバスには乗ったってさっきLINEが来てたんやけどな・・・」
音々はオーディションの過程で同じ県外出身者の運上、松本とはすっかり心を通わせていた。
同じ県外出身者として、とても強いシンパシーを共有しあったのだ。
運上弘菜
北海道の寂れた漁村、小平から大志を抱き、HKTオーディションを受け加入した。
北海道と博多。。。それこそ、北半球と南半球の違いくらいある。。。
弘菜は腕ひとつで勝負をするため、単身博多にやってきた。
松本日向
大阪は西成、あいりん地区、言わずと知れた国内最悪のスラム街・・・
彼女はここで逞しく育った。
「生き残るためには手段を選ぶな」
敏腕の手配師だった彼女の師の言葉である。
日向は自身の若さと美貌を武器に、オーディションを通過し、HKTに加入した。
松本「しかし、音々。。。ほんまにくるんかいな??」
運上「・・・・・・」
二人はもうすでに1時間近く、音々の到着を待っていたのだ。 音々ちゃんマダァ?(・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン 結局、待つこと数十分
音々は姿を現さなかった。
日向と弘菜の目の前に一台のワンボックスカーがとまった。
中からチンピラ風の男が降り
バン!!!!
激しい音を立ててドアをしめて、二人のところに近づいてくる・・・
HKTのスタッフというチンピラ風の男、
運上と松本をワンボックスカーに押し込む。
スタッフ「さあ、さっさと乗った!これからあんたたちが住む、寮に行くわよ」
スタッフ、見た目は九州やくざのチンピラ風だが
言葉遣いは完全にオネエであった。
日向「あの・・・音々は・・・??」
スタッフ「ああ、音々ちゃんね?ちょっと渋滞に巻き込まれ
て遅くなるっていってたわよ」
弘菜(渋滞??さっききたLINEだと後もう少しで着くっていってたのに・・・??)
スタッフ「さあ、もう少しで寮につくわよ!!」 更新キタ━━━━━━\(゚∀゚)/━━━━━━ !!!!! 音々ちゃんとなっぴとけ俺得メンやないかい
おう、日向もかわいいで〜 一方、地頭江は・・・
すでに運上と松本が博多駅に着いた
時を近くして音々も博多に到着したのだったが、
バスを降りた瞬間
大柄な女に声をかけられた。
大柄な女「音々・・・」
音々、女の顔を確認する
音々「さくらさん、お久しぶりですね・・・元気そうで」
さくら「ああ。このとおりだ。今回は音々のHKT正式加入。
実にうれしい限りだ」
音々「何をおっしゃいますか・・・」
さくら「ふっ。ところで音々・・博多に到着早々、
さっそくで悪いんだが、一仕事して欲しい・・・」
音々「・・・・」
音々、バスの長時間の旅で疲れた表情をあらわにする。
さくら「はははっ!そんな顔すんなや・・・」
音々「・・・」
さくら「これから向かうぞ・・・秋葉原に!!!」
音々「ふ・・・そんなとこだと思ってましたよ・・・
また、やるんでしょう、高レートの麻雀・・・」 博多に到着そうそう、さくらに連れられ
福岡空港はスカイマークの羽田空港行きの飛行機に搭乗する。
さくらこと、宮脇咲良。
薩摩出身のこの大柄な女はHKTのオリジナルメンバーとして
デビューし、
いまやその影響力は48グループ全体にもとどろいていた。
さくらには壮大な野望があった。
さくら「今夜の相手だが。。。ん、音々??」
音々は移動の疲れか、すっかり熟睡していた。
さくら(くくく・・・なんて可愛い寝顔なんだよ。。。
寝顔だけみりゃまだ、あどけない少女・・・
それが勝負事となりゃ、豹変しちまうんだからよ・・・)
さくらはずっと音々の可愛らしい寝顔に見とれたままだった。 音々たちは羽田空港に到着する。
羽田からは
東京モノレール空港快速・浜松町から山手線で秋葉原へ向かう。
さくら「見ろ東京モノレールはHKTが看板を勤めてるんだ。
東京も、じきにHKTのものになっていく」
音々「ええええ・・・・すごいですね・・・」
音々はまだ寝ぼけていた。
さくら「しっかりしろよ・・・音々・・・
ところで、今回の相手だが・・・」
音々「ええ・・・まだ聞いてませんでしたね」
音々、思い切りけのびをして応える。
さくら「くくく。。。辞めたわ。。」
音々「は?」
さくら「着いてからの楽しみだ」
音々「・・・」