納豆1日1パック、死亡率10%減 9万人を追跡調査

納豆など発酵性大豆食品の摂取量が多いと、死亡リスクが低下することが報告された

 納豆やみそなどの発酵性大豆食品をよく食べる人は、そうでない人と比べて10%死亡率が下がるという調査結果を、国立がん研究センターの研究チームがまとめた。

 チームは、国内の成人男女約9万人を1995年以降、平均15年間追跡調査した。
 食事内容を聞き、大豆食品や発酵性大豆食品を食べた量により五つのグループに分類。
 ほかの食品による影響や、降圧薬を使用しているかなどの影響を取り除いて分析した。

 発酵性大豆食品を最も多く取るグループ(1日におよそ50グラム)は、最も少ないグループと比べて男女ともに約10%死亡率が低かった。
 50グラムとは納豆1パック程度。
 食品別に見ると、女性では納豆やみそを多くとると、死亡リスクが下がる傾向が顕著だった。

朝日新聞デジタル 2020年1月30日 9時49分
https://news.livedoor.com/article/detail/17740190/