批判と誹謗中傷の違い
そもそも「批判」という言葉はどのような意味があるか。

主に
物事に検討を加え、判定・評価する事。
人の言動などについて誤りや欠点を指摘し改善すべきと論ずること
です。

つまり根拠や理屈に基づかずにただ「良くない」「ダメだ」「つまらない」等と言うことは批判ではなく誹謗中傷の域に入ります。

誹謗中傷とは根拠に基づかず、相手の悪口を言い傷つける事です。

例え相手が否定されるべくしてされていたとしても、他人を否定する場合は必ず根拠を示さなければ説得力を持たず、それは悪口になります。


おそらくこの違いを理解せずにいる人が多いのでは無いでしょうか。
或いは理解していても、気が付かない内に批判のつもりが誹謗中傷になっているのでは無いでしょうか。

これはコミュニケーションの基本中の基本ですが、まず自分の主張に自分なりの筋を通さなくてはなりません。
しかし、いくら筋を通したといってもそれは主観的で、自分の意見を押し付けているだけになっているかも知れません。
普段の会話はそれでも問題なく進む事もあると思います。
ただ、もし人を批判する場合、それには客観的な根拠となる事実を示す事が必要です。

まとめると

他人に対して意見を言う時、何かを否定したい時は必ず明確な根拠を示す事。
それをもって、誤りを正すべきと論ずることです。

この考えを持って、もう一度トラブルとなっている事例を見てみればほとんどが批判しているつもりが誹謗中傷になっています。


ここまで読んで「全部当たり前の事じゃん」と思った方もいるでしょう。
自分も当たり前と思いながら書いています。
しかし、こんな簡単な事が意外と日常に於いて出来ていないものです。
それをここで再確認して頂けると幸いです。