(つづき)
暗い部屋でまた閉眼幻覚が見えた。黒の立体世界と、緑の遺跡壁画みたいなやつとか。
閉眼幻覚を見てる時目を開けて、暗い面を見ると、まだ幻覚が残ってる所から気がついたが、
そもそも閉眼幻覚は、まぶたの中にあるのではなく、光がないから見えるらしい。完全に暗い部屋にいれば、目を
閉じる必要は無い。そこからかんがえてみると、おそらく、閉眼幻覚と同じものは常に見えているんだと思う。
ただ、明るいから消えているだけ。夜に星がみえるのと同じ原理。
LSDをオーバードーズすると、目の前に物体が現れるときいたが、これは星くらいの閉眼幻覚とくらべて、幻覚が太陽くらいの強さになって、
明るくても見えるということなんだろう。
で、さらに、俺は歪みも見えた。黒い天井に浮かぶ、うっすらと白い電灯を凝視すると、ユラーっと揺れる。
他のもので試してもダメだった。DXMでは、効果が薄いため、かなり暗いところじゃないと出来ないらしい。
さらに、これはdxmによるものかは分からないが、暗い天井を眺めていると周りの微妙に明るい面(窓など)が消えて視界が真っ暗になる。
目が閉じてるか分からない状態になる。実際は開いてるけどね。
あと、動くものに続くやつもかすかに見えた。手を動かすと手の跡が一瞬だけ見える。(かすかだったので、思い込みだった可能性も少しあるが)
トリップレポートは以上です。