SSブロン錠/顆粒の連用は危険です。「それ、本当に咳止めですか?」(アネトンTVCMより)

咳止め薬がはるか昔から乱用される理由はその成分にあります。

1)「リン酸ジヒドロコデイン」
2)「dl−塩酸メチルエフェドリン」
3)「マレイン酸クロルフェニラミン」
4)「無水カフェイン」

乱用の主目的は1)「リン酸ジヒドロコデイン」2)「dl−塩酸メチルエフェドリン」の2つです。

☆リン酸ジヒドロコデイン☆

スレで「マターリ」と表現される多幸感・酩酊感をともなう現象をおこす成分です。

コデインは生体内で主要な鎮痛有効成分であるモルヒネに代謝される。
しかし、コデインのおよそ10%のみが変換されることから、モルヒネよりも作用が弱い。
また、モルヒネよりも依存性が弱い…んだけど十分依存性はあります。

コデインからモルヒネの変換はシトクロムP450酵素のCYP2D6を触媒として肝臓でシコシコ変換します。

リン酸コデイン=処方薬(商品名:リン酸コデインメタル1% ガチでモルヒネ変換率は高い。)
リン酸ジヒドロコデイン=OTC(ブロン等の成分。実はモルヒネ変換率は少ないが多幸感はこちらが上)