命って、壮大な「罠」だと思う。

数えきれないほどバラまかれ、隠され埋められた「地雷原」のような、罠だらけの構造に突き落とされること。

そして、その「構造」の、最も恐ろしい悪魔的なポイントは、罠が埋められるのが自分の外部ではなく、「内部」であること。

ブラッドピット主演の映画「セブン」のラストシーンのように、「ほらこっちに来たいだろ?来たら気持ち良いぜ?」となる悪魔的に強力な罠が、自分の内部に、埋め込まれるということ。

生まれるとは、この壮大な罠システムにノコノコ飛んで火に入る夏の虫をやって、延々と罠との対応に追われ続ける「マッチポンプ」をやるってこと。

だから、本当に子供のことを真に思いやっていたら、産めるわけがないんだよね。

この、超絶にややこしい厄介な罠を、解いてそこから抜け脱する「解脱」って、なんと軽やかで爽やかな自由だろうかね。

みーんな、元々すでに、そこにいたのにね。