褒めることには他人から与えられる承認や同意、保証という意味合いがある
身体が弱くなって人にあれこれ任せきりな老人は人に褒めてもらうことで気持ちの不安を少しでも解消するかもしれない
褒めるのが「上」の人間や組織であるなら保証の効果はより強かろう
ただ、賛辞はそれなりに強い威力を持つこともあるために時に相手にとって呪縛になることもあるかもしれない
たとえば親は子供を自分が期待するある条件を満たすときだけ褒めるというのを続けると、子供は親の奴隷に近いといえよう
あくまで相手の自主性を高めたり尊重することを第一として褒めることもおこなうべき