>>313
ネットに誹謗中傷や悪口が書きこまれると、名誉毀損が成立することがあります。
名誉毀損とは、事実を摘示することによって相手の社会的評価を低下させることです。
名誉毀損の典型的なものが、虚偽の事実を提示して相手をおとしめる行為です。

ネット名誉毀損の成立要件を解説すると、「サイトやブログ・掲示板上に個人・法人の具体的な事実を書き込み、不特定多数の人がネットで閲覧・アクセスできる状態にして、社会的評価を著しく低下させる行為をしたこと」があてはまります。

事実を書き込んでも名誉毀損

よくある誤解ですが、「虚偽」の事実を書けば名誉毀損だけど、「事実」「真実」ならネットに何を書いてもかまわない、名誉毀損にならないと考えている方がいますが、大きな誤解です。

事実を書いて、それである人の社会的評価が下がるなら、名誉毀損罪は成立します。事実の適示は、真実か否かは問われません。
名誉毀損行為は、それが相手の社会的評価を低下させるものである限り、内容が真実であるかどうかは基本的に問題にならないからです。