さまざまな研究を総合して推計された統合失調症の遺伝率は双極性障害(躁うつ病)と並んできわめて高く、
80%を超えている。(統合失調症が82%、双極性障害が83%)
遺伝率80%というのは「8割の子供が病気にかかる」ということではないが、
身長の遺伝率が66%、体重の遺伝率が74%であることを考えれば、どのような数字かある程度イメージできるだろう。

橘玲 著『言ってはいけない-残酷すぎる真実』