不良になるのに理由などいらないし、高校や大学に行っているようでは、ヤクザとして中途半端でいけない。
もっとも、私が盃をもらうことになる木村清純氏(のちの工藤会田中組二代目)は大学を出た。何にでも例外はあるということだ。

この木村氏は私の博奕の師匠でもあり、博奕のやり方だけではなく賭場での所作なども教えていただいた。
垢ぬけてスマートな?であった。昔は、こんなヤクザもたくさんいた。
無茶苦茶やるのもヤクザだが、立派な?客として生きるのもヤクザの道である。