【リアルタイム更新】スズキ株主総会 実況中継
2015年06月26日
 時々、メガネを外しながら、鈴木会長は株主を当てていく。
株主:二輪車事業が寂しい。どうかしっかりとやっていただきたい。
再建に向けてのいろんな立て直しが必要だと思う。どのようなことやっていくのか。
鈴木会長:あのー、二輪車のご質問でございます。
正直申し上げて、ここんとこ二輪が低迷いたしておりますんで、担当の望月(英二専務)から。
 望月専務が立つ。
望月専務:二輪を担当しとります、望月です。二輪の再建についてご説明します。
アジアでの販売減少、特にインドネシアが厳しく、営業利益で7億円の赤字に転落してしまいました。一昨年より二輪事業の再建に取り組んでおりますが、力及ばす、皆様にご心配をおかけしたこと、深くお詫び申し上げます。
根本的に見直し、商品計画の「選択と集中」を進めています。二輪に関わるすべて部門が一体となって収益改善に取り組んでいきます。
 大型と小型に分けてお話しします。
欧米市場が中心の大型二輪車ですが、今年から再参戦した(ロードレースの世界選手権である)MotoGPなどのレース活動で、これからスズキがやるぞという意気込みを見せながら、スポーツバイクに重点を置いてシリーズ化を図る。
今後もMotoGPを含め、レース活動には世界各国で参戦し、たくさんの方々に応えられるようにする。
 小型二輪はアジアが中心です。110cc、125cc、150cc。9つのエンジンと、機種がある。
選択と集中により、150ccクラスのバックボーンを中心とした、特色ある商品に絞って開発を進めていく。
 今期は何としても赤字を脱却する。先ほど「寂しい」とおっしゃられました。
元気を出して取り組んでいきます。どうかご理解をよろしくお願いします。
鈴木会長:私どもとしては、海外展開を四輪中心にやってきた結果、二輪が問題として低調になったと。
会社全体として反省しながら、何とか黒字体質に持っていきたいのでよろしくお願いいたします。