われわれは四年待った。最後の一年は熱烈に待った。
もう待てぬ。自ら冒涜する者を待つわけには行かぬ。
しかしあと三十分、最後の三十分待とう。共に起って義のために共に死ぬのだ。
フロントタイヤを全て使いこなして、そこで死ぬのだ。
生命尊重のみで、魂は死んでもよいのか。
生命以上の価値なくして何のバイクだ。今こそわれわれは生命尊重以上の価値の所在を諸君の目に見せてやる。
それはZ900RSでもCB1100でもない。XSR900だ。われわれの愛するネオとレトロのバイク、XSR900だ。
これを骨抜きにしてしまったアマリングに体をぶつけて死ぬ奴はいないのか。
もしいれば、今からでも共に起ち、共に死のう。
われわれは至純の魂を持つ諸君が、一個の男子、真の武士として蘇えることを熱望するあまり、この挙に出たのである。