>>822
よくその名前を出した

CD125(ベンリイ)はカブと競合し続け、カブより優れていたにも関わらず、消えてしまった名車種
トラディショナルなネイキッドデザインだったため、燃料タンクは大きく10リットルも入った
カブと違い、エンジン周辺にもスペース的な余裕があり、高排気量化も容易であり、高速を走れるCD175まであった
二気筒型はカブより高回転まで回り、走行性能が圧倒的に高かった
良くも悪くも車幅が広く、リアキャリアが大きく、積載量もカブより大きく
タイヤも太くて、荷物を大量に積んだ状態でも安定感が抜群に良かった点も無視できない利点である
本来はカブではなく、ネイキッド型の旧ベンリイが生き残るべき車種だった
それにも関わらず、滅ぶべきはずのカブが生き残った
それはカブが優れていたからではなく、ホンダ社内における政治的理由が原因であると思われる
即ち、自社オリジナルデザインの製品であるカブの方をブランディングして売り続けたかったのである
ラインアップ中、ビジネスバイクとして競合していたカブとベンリイ、どちらかを選ぶことを迫られたホンダは、
自社オリジナルバイクであるカブを生産し続けることを選んだ
本来、高排気量化においても、積載力においても、航続距離においても優れていたベンレィを残すべきであったのに
滅ぶべきはずであったはずのカブが生き残り、ぬけぬけと現在までその非合理で劣ったデザインを公道で晒し続けているのである
一方ベンリィは全く別のスクーターとして、名前だけが継承された
これは日本バイク史における最大の悲劇である