>>452

夏休みの日曜の朝、都内某所
バイク愛好家たちが集まる小さなサイトのツーリングオフが開かれようとしていた
集合時間10分前、既に来ているメンバーは7人
その輪の中へ、俺は愛車のC125で乗り付けた
「おはよう!C125キッド>>452です!今日はよろしく!」
元気よく自己紹介する
「…あ、おはようございます」
「C125キッドさんって高校生なんですよね?若いですね…」
なぜか皆の視線が泳いでいる
「遅くなってスイマセ〜ン!」
ZZR1400に乗ったオッサンが大きな声を出しながらやってきた
「幹事のカワサキオヤジです。今日は皆さんよろしくお願いします」
この人が今回のオフの主催者であり、サイトの管理人でもあるカワサキオヤジさんだ
「あ、どうも!C125キッドっす。よろしく」
俺が挨拶をすると、カワサキオヤジは眉間にシワをよせて、俺とC125をジロジロと見てきた
「え〜っと…C125キッド君だっけ?君さぁ、今日が何のオフか知ってる?」
「え…?バイク乗って富士山を見ながらそば食うオフっすよね?」
「うん。で、君のバイク…それ…原付だよね?」
何が言いたいのかわからない。愛車を原付呼ばわりされてイラっときた俺は言った