【第70回カンヌ国際映画祭】

審査員長を務めるペドロ・アルモドバル監督が「大きなスクリーン(映画館)で上映されない映画はどんな賞も受賞すべきでないと考える」と発言したことについて聞かれると、
ダスティンは「わたしはとても大きなスクリーンを持っている」とジョーク。バームバック監督も「(本作は少なくとも)ダスティン・ホフマンのリビングルームで上映されるだろうね。だから大丈夫」とそれに乗っかって笑いを誘った。

 しかし、すぐに真面目な口調に変えたバームバック監督は「僕はこの映画をインディペンデントのお金で、スーパー16で撮影して作った。この映画も、これまでの僕の全ての映画もそうだが、大きなスクリーンで上映されるのを期待して作ってきた」と本音を明かす。
「映画館での映画鑑賞はユニークで並外れた経験だから、なくなったりしないと思う」と続けると、ポストプロダクションの段階で本作を獲得したNetflixについて「彼らはすごくサポートしてくれたし、感謝している」とコメントした。

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