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自身の半生を描く『エルカミーノ』シリーズで有名なベストセラー作家ドリスコルは
『エルカミーノ』シリーズにピリオドを打ち、新たな小説の原稿を手に西を目指し車を走らせていた

途中雪嵐に見舞われ、誤って崖から転落し重傷を負った彼は
通りがかった元看護師の女性に救出され、人里離れた彼女の家で治療を受ける

『エルカミーノ』の熱狂的ファンである彼女は、発売されたばかりのシリーズの最終巻の結末に納得せず
新作小説を破棄した上で続編を書き下ろすことを彼に強要する
大雪で半ば隔離され、ケガで身動きの取れない閉鎖的な状況の中、彼女の異常性が徐々に露わになる