※ネタバレ有り






Netflix韓ドラ『マイネーム: 偽りと復讐』になぜ夢中になるのか? 主演ハン・ソヒをはじめ、注目すべきキャストと作品のポイントを解剖! ※ネタバレ注意

『イカゲーム』に続き、またしてもNetflixで大ヒットを飛ばす韓国ドラマが登場。そのドラマこそ、ハン・ソヒ(26)主演『マイネーム: 偽りと復讐』。父を殺害した犯人への復讐を誓うユン・ジウ(ソヒ)が、韓国最大の麻薬組織の後ろ盾を得ながら警察に潜入し、裏に潜む巨悪な真実と向き合う本格サスペンスアクション。徹底的な役作りのもとで披露した圧巻のアクションシーンに加え、その壮絶かつ残酷なストーリー展開で、観る人の心を鷲掴みにして離さない。『イカゲーム』以上にのめり込む(!?)本作のストーリーと、韓国ドラママニアのエディターが(勝手に)見どころをピックアップ!

■【少女編】たった一人の家族が突然帰らぬ人に

父ユン・ドンフンが麻薬組織の一員であることを理由に、高校の同級生からいじめに遭っていたユン・ジウ。教師からも見放され、学校生活に希望を見いだせなくなったジウは高校を退学。そして自身の誕生日に突然、何者かによって父を殺害され、天涯孤独の身に。悲しみの果てにジウは犯人への復讐を決意するのだが––。

【Editorの勝手に見どころ!】
『100日の郎君様』の欲望に身を委ねる世子嬪役や、『夫婦の世界』の主人公と対立する不倫相手役など、影のある役柄(いわゆるヒール役)ながら主演並みのインパクトを放つ彼女の虜になりました。が、アクションのために10kg増量して挑んだ本作の演技は圧巻です。まとうオーラからして、これまでとはまるで異なる気迫を感じる。同じく今年配信された『わかっていても』の女子大生ナビ役と比べると、あまりの違いに「同一人物!?」と戸惑う可能性大。

■信頼すべき人、真実は果たして?

ドンフンの親友であり、麻薬組織“トンチョン”のドンであるムジン(パク・ヒスン 51)に父を殺した犯人が警察であることを知らされたジウは、ムジンの手を取り警察への復讐を決意。そして父同様に麻薬組織の一員として生き抜くことを誓う。そのためには圧倒的な力の弱さを埋める肉体の進化と、大事なものやこれまでの信念を切り捨てる残酷な心が必要だった。ムジンに連れられてジウは、経験したことのない修羅場へと足を運ぶことに––。

【Editorの勝手に見どころ!】実生活では女優であるパク・イェジン(40)と結婚し、結婚から10年以上経っても変わらぬ新婚かのような「ラブ&デレ」っぷりが韓国内でも有名なヒスン……とは到底思えません。冷徹極まりない本作の役柄とのギャップに驚愕しますが、今までもこういった味のある役を演じることが多かっただけに、その高い演技力を改めて見せつけられたかのよう。果たしてムジン(ヒスン)を本当に信頼しても良いのか……。最後の最後までどっぷりハマれるドラマです。

■復讐のためにすべてを捨てた少女

ムジンに連れてこられた場所は、人里離れた怪しげなボクシングジム。ここはトンチョンの一員として認められるために、あらゆる事情を抱えた男性たちが体を鍛え上げる秘密の住処だった。もちろんこの場にいる女性は、ジウたった一人。この残酷な世界でどうやって生き残っていくのか!?

【Editorの勝手に見どころ!】もうなんと言ってもソヒの体当たりな演技が圧巻です。常に汗と血と涙で顔も体もボロボロで、目を背けてしまうシーンも多々。ただ内なる復讐心が演技を通して視聴者サイドにまで見えてくるとでも言いましょうか。彼女のまとうオーラが冷たく、激しく、そして切ない。圧倒的な男社会のなかで一人の少女が父のためにここまでできるのかと……。続きを見なくてはならない一種の使命感に駆られるような感覚です。