n番部屋事件を追跡…Netflix「サイバー地獄: n番部屋 ネット犯罪を暴く」監督が制作過程を語る“私たちが知っているのは氷山の一角 5月27日
https://news.yahoo.co.jp/articles/ad4d0e2977bcec08b88243dcb060d8c9de23c2a8


韓国史上最悪の性犯罪「n番部屋事件」の実体を追跡するNetflixのドキュメンタリー「サイバー地獄: n番部屋 ネット犯罪を暴く」が話題となっている。


「サイバー地獄: n番部屋 ネット犯罪を暴く」(以下、「サイバー地獄」)は、n番部屋事件を目の当たりにした記者、プロデューサー、警察など、24人のインタビューを通じて犯罪の実体を明かしていくサイバー犯罪追跡ドキュメンタリーだ。犯罪歴史上、類を見ない新しい形の非対面犯罪、サイバー性犯罪を記録、追跡する「サイバー地獄」は、予告編とポスター公開時から大きな注目を集めた。

n番部屋事件の実体を暴こうと、犯罪を追跡した大学生から記者、プロデューサー、時事番組の作家など、様々なジャーナリスト、そしてサイバー捜査隊の警察まで。犯人検挙に至るまで、不屈の精神で彼らを追いかけた24人のインタビューを通じて、熾烈な追跡記をリアルに描いた「サイバー地獄」は、自身だけの演出スタイルを披露してきたチェ・ジンソン監督が手掛けた。以下はチェ・ジンソン監督が作品の企画意図や制作過程について語った一問一答である。



――「サイバー地獄」はどんな作品ですか。

チェ・ジンソン監督:これまでNetflixで紹介されてきたドキュメンタリーは、連続殺人やサイコパス、性犯罪など、ずっと前から存在する犯罪に関するものでした。しかし、「サイバー地獄」は人類史上、類を見ない新しい類型のサイバー性犯罪を記録し、追いかけた作品です。


――「サイバー地獄」を企画することになったきっかけと過程、その始まりを教えてください。

チェ・ジンソン監督:2020年初頭、これまで全く想像できなかったような、奇妙な犯罪に関する話が少しずつ耳に入るようになりました。性搾取の映像、テレグラム、ハッキング、暗号貨幣(仮想通過)、非対面の集団犯罪など、一般人には理解するのが難しい犯罪が、私たちの日常の裏で残酷に起きていることを遅れて知りました。そしてこの事件を初めて追跡した市民、追跡団 炎に会い、また事件を初めてマスコミで公論化した記者たちにも会いました。彼らに会ったことで、n番部屋の犯罪がこれまで認識していたものよりもずっと組織的で恐ろしく、残酷だということを知り、作品でこのことを扱いたいと思いました。


――n番部屋事件に関するニュースと記録、コラムなど、膨大な資料の中からどのような基準で調査を行い、整理をしたのですか。

チェ・ジンソン監督:最初は、n番部屋と博士部屋の実体を把握することが難しかったです。その中に入ったことがなく、すでに事件がかなり進行している状態だったので、一体その中でどんなことが起きたのか、実体的な真実を把握するのが優先でした。マスコミで一部明らかにされた内容も、真実を把握するには足りなかったのです。追跡団 炎とジャーナリストたちから、彼らが事件を追跡しながら集めたn番部屋、博士部屋の資料を受け取ることができました。被害者が分かる部分はすべて消した状態の資料で、この資料を通じてオンラインによる犯罪現場を探索することができました。苦しかったですが、絶対に必要な過程でした。