企画の離職率はずっと高かったですね。
ヒューマンエラーに関してはゲーム開発以前の人間性の問題だと思います。
企画に限らず全てにおいて上に後から色々言われるので二度手間三度手間が多発していました。
三度手間で済めばいい方で最初からこうしてれば今この作業はしなくて良かったというものが全体的に多かったです。

会社が終わったと思ったのは全員の給料が遅れた去年の9月頃でしょうか。
ゲーム性も一向にまとまりませんし、その時点で半年後ぐらいに倒産は他社員との会話で予想したりしてました。

それまでにも秘密裏に一部の人だけ給料が出なかったりしたのもあって会社への不信感は高まっていましたし
「〜までに振り込みます」と上から伝えられても振り込まれなかったりする状況が続きました。(しかも振り込み日当日に何も連絡なし)
完全にストップしたのは今年に入ってからなので、恐らく全社員が年末以降の給料を受け取っていません。(自分は知る中で最長は半年です。
恐らく膨らんだ借金のせいで資金の捻出が困難になったのでしょう。
休日出勤あり(全員ではない)、残業代なし、代休なし、給料なしの状態でした。

耐えられない人は鬱っぽくなって出社しなくなったり、すぐに折れて消えてしまっていたので
去年の春か夏頃にはすでに忍耐力のある人しか残っていなかったと思います。
そんな状態でもリリース後のイベントは他のソシャゲに比べると比較的早いスケジュールで回っていくので、
日々の対応に残った社員は精神的にも肉体的にも特にプログラマーは疲弊しきってましたね。

リリース後はプログラマーの方が少しずつ消えていき、
2月〜3月になった時は流石に転職しないとそもそも交通費がなかったり生きていけない極限状態まで追い込まれて居た人もたくさんいたので
残ったデザイナー陣のほとんどが次々と内定を決めて一斉に退社しました。
そして人材も資金も底をついて倒産の判断でしょう。