“エルフ”といえば、多くの方が華奢で美形で弓や魔法に長け、
耳が細長く尖っているというビジュアルを想像すると思いますが、
このイメージは『ロードス島戦記』で出渕氏が描いたエルフ=ディードリットのイラストによる影響が大きいと言われています。
それまでの海外作品の挿絵などに登場するエルフは“長身かつつり目で、
悪魔のようなつり上がった耳”といったビジュアルが多く、
どちらかというとモンスターっぽいイメージが主流でした。
ところがディードリットの登場で日本人のエルフ観はすっかり彼女で定着してしまい、
以降の作品に登場するエルフは、ディードリット型一色になってしまいました。
このことからも、当時の『ロードス島戦記』人気(=ディードリット人気?)のすさまじさがわかると思います。