メタバース市場、日本勢が相次ぎ参戦 高性能VRゴーグル、スタジアム仮想化…
インターネット上で現実に近い体験ができる仮想空間「メタバース」の市場に、日本企業が相次いで本格参入している。1月上旬、米ラスベガスで開かれた家電とデジタル技術の見本市「CES2022」では、パナソニックがメタバース事業への参入を発表した。ソニーグループもメタバース上でファンが交流できるサッカースタジアムを再現するサービスを予定するなど、市場開拓へ向けた動きが加速。日本のものづくりやゲーム産業の知見が生かせる分野として期待が寄せられている。
大和証券のシニアストラテジスト、金丸裕美氏は「VR端末や第5世代(5G)移動通信システムなどのインフラが整ってきたことに加え、コロナの影響でメタバース市場の拡大は加速している」と指摘。米調査会社エマージェンリサーチの分析によると、2020年に476・9億ドル(約5兆4千億円)だった世界のメタバース市場規模は、28年には8289・5億ドル(約94兆8千億円)にまで拡大すると予想されている。「日本が持つゲームコンテンツなどの強みをうまくメタバースのビジネスとして展開できるかが今後のカギとなる」と話した。(桑島浩任)
https://i.imgur.com/Acq3jU5.jpg
https://www.sankei.com/article/20220117-M2TYXX2ALVLXNCJSCTVQSH37BM/photo/TBMONPSHVFN27PY46LESMNSOP4/
インターネット上で現実に近い体験ができる仮想空間「メタバース」の市場に、日本企業が相次いで本格参入している。1月上旬、米ラスベガスで開かれた家電とデジタル技術の見本市「CES2022」では、パナソニックがメタバース事業への参入を発表した。ソニーグループもメタバース上でファンが交流できるサッカースタジアムを再現するサービスを予定するなど、市場開拓へ向けた動きが加速。日本のものづくりやゲーム産業の知見が生かせる分野として期待が寄せられている。
大和証券のシニアストラテジスト、金丸裕美氏は「VR端末や第5世代(5G)移動通信システムなどのインフラが整ってきたことに加え、コロナの影響でメタバース市場の拡大は加速している」と指摘。米調査会社エマージェンリサーチの分析によると、2020年に476・9億ドル(約5兆4千億円)だった世界のメタバース市場規模は、28年には8289・5億ドル(約94兆8千億円)にまで拡大すると予想されている。「日本が持つゲームコンテンツなどの強みをうまくメタバースのビジネスとして展開できるかが今後のカギとなる」と話した。(桑島浩任)
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